�� (薬局店員×看護師) ページ44
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「え？降りるのこの駅じゃなかった？」
最寄り駅で降りなかった私を、仲のいい同僚が不思議そうに見つめてくる。
「あー…うん、」
「だよね？なんで降りなかったの？」
「……」
「え、何？なんで黙るのよ」
「……2駅先にね、」
「うん」
「…いつも行く薬局があって、」
「薬局？」
｢…うん、｣
｢…薬局なんてどこにでもあるじゃん。うちの病院の近くにも何軒かあるのに、なんでわざわざそこなの？｣
｢……そこにしかないから｣
｢…何が？欲しい薬が？｣
｢んー…まぁ、うん…｣
なんて、曖昧に笑って答える。
聞かれたら正直に言おうと思ってたんだけど、なんとなく言えなかった。
同僚の言う通り、病院のすぐ近くに何軒か薬局はあるし、自宅の最寄りにも24時間開いてるドラッグストアがある。
早朝から夜遅くまでの世間一般的に言われる激務を終えた後は、自炊するのも億劫で、コンビニかスーパーでお惣菜だったりお弁当だったりを買って帰ることが多い。
少しでも負担を減らしたいから。
コンビニやスーパーに寄ることさえも面倒な時がある。それなのに、わざわざ最寄り駅より遠い駅まで行くなんて、傍から見ればちゃんちゃらおかしい話だと思う。
案の定、訳が分からないと言うように眉を顰める彼女に、苦笑いを返した。
｢いらっしゃ……あ、｣
｢…こんばんは｣
くりっとした目が、さらに丸くなる。
常連客として認識されたのは、ここ最近だと思う。本当はもっと、万全な状態で会いたい。可愛い格好で、メイクもきちんとして、お気に入りの香水を付けて。
でも、休日に来ても彼に会えた試しがない。多分彼のシフトと私の勤務時間が合わないだけだと思うけど、会えるならもうなんでもいいと開き直った。
激務を終えた後は、規定の薄化粧だってよれるし、全身から疲れが滲み出てるだろうけど、それでも。
会えるならいい。
会いたいから、ここに来る。
ただ、それだけだ。
｢今日も来てくださったんですね｣
｢あ…はい、仕事帰りのついでで…｣
｢この辺の病院ですか？｣
｢…え？｣
｢あ…っ、あー…いや、その……看護師さんかなぁって、思ってたんですけど……違ったらすみません…っていうか、勝手に想像しちゃってすみません｣
｢……いえ、｣
私のいない時に、私のことを少しでも考えてくれていたのが嬉しくて仕方ない。
焦ったように言葉を連ねる彼に、思わず頬が緩みそうになるのをぐっと堪えた。
to be continued…??
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nanaco(プロフ) - 桃マスカットさん» こんばんは( *´艸｀)💚(絵文字使えるようになったことを忘れてた←) ですよね、後輩二階堂くんめちゃ可愛いですよね…😭✨コメントありがとうございました ( *´꒳`*) (2021年12月22日 23時) (
レス) id: ad35a9ba49 (このIDを非表示/違反報告)
桃マスカット(プロフ) - 今回の後輩二階堂くんもめっちゃ可愛かったですー💚こんな後輩に懐かれたいです(*≧艸≦) (2021年12月22日 14時) (レス) id: 21ddaf22cf (このIDを非表示/違反報告)
nanaco(プロフ) - ばーばぱぱさん» ばーばぱぱさん、コメントありがとうございます♪ そう言って頂けて嬉しいです(*^^*) (2021年9月18日 9時) (レス) id: ad35a9ba49 (このIDを非表示/違反報告)
ばーばぱぱ - なんか、、、 癒されるううう(♭・~・) (2021年9月16日 16時) (レス) id: c74ffed917 (このIDを非表示/違反報告)
nanaco(プロフ) - nokkoさん» nokkoさん、初コメありがとうございます♪ えぇっ、泣かせてしまってすみません(；；)笑 そうなんです…最初はくっつけるつもりだったんですが、気付いたらこのような結末に…番組とは違いハピエンにしたかったのに、結局こうなりました (;_;) いい男ですね…高嗣くん… (2021年8月29日 11時) (レス) id: ad35a9ba49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nanaco
| 作成日時：2021年7月1日 19時
