＊ ページ37
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「……後輩だから？」
「…え？」
「俺が後輩だから……それで、恋愛対象としては見れないってことですか？」
「……」
「……教えてください」
「……」
「……」
「………そうだよ、」
「……」
「…もし、仮に私が……二階堂くんを、男の人として見てたら、自分から飲みになんて……誘ったりしなかった」
途切れ途切れに、慎重に言葉を選びながら答える。遠回しではあるけど、わざと突き放すような言い方で。
今言った通り、二階堂くんを異性として見てたとしたら、誘うこともなければ、こうやって仲良くなることもなかった。
最初に誘ったのも、その後頻繁に飲みに行くようになったのも、二階堂くんを "男の人" として見てなかったから。
5つも歳下の後輩を そういう風に意識するとか、考えたこともないし。そもそもの話、社内恋愛に抵抗がある。立場上ってこともあるけど、後輩と恋仲になるなんて以ての外だ。周りにも示しがつかない。
「……分かりました」
小さな声で、溜息混じりに呟く二階堂くん。･･･良かった、分かってもらえた。ホッとする反面、これでもう終わりだと思うと、やっぱり辛くて。外なのに、二階堂くんの前なのに、泣きそうになる。
「……あの、じゃあ帰__」
帰ろっか、って。そう言いかけた私をじっと見つめたまま、二階堂くんはにっこりと笑いながら、私の言葉を遮った。
「なら、これからも今まで通り誘ってもらえるってことでいいんですよね？」
「…………え？」
･･･どういうこと？
「だってAさん、俺のこと男として見てないんでしょ？それなら、これからも今まで通り飲みに行きましょうよ」
「い、や……それは、ちょっと…」
当然のように言う二階堂くんに、私はまた戸惑ってしまう。･･･てか、なんでそうなるの？これからも今まで通りって何？私の話、ちゃんと聞いてなかったの？
「…なんでですか？」
「……なんでって言われても、」
「何か問題でもあります？」
「……」
「……」
「……二階堂くんは、さ…」
「はい」
「その……私のこと…」
言いかけて口を噤む私に、
「好きですよ」
「……」
二階堂くんはまた、当然のように言い切った。揺らぎのない、真っ直ぐな視線。
「…でも、簡単には諦められない」
「……」
「それくらい、本気で好きなんです」
不覚にも、惹き込まれそうになる。さっきの唐突すぎる告白よりも、今の方が、何倍も、何十倍も重く感じられた。
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nanaco(プロフ) - 桃マスカットさん» こんばんは( *´艸｀)💚(絵文字使えるようになったことを忘れてた←) ですよね、後輩二階堂くんめちゃ可愛いですよね…😭✨コメントありがとうございました ( *´꒳`*) (2021年12月22日 23時) (
レス) id: ad35a9ba49 (このIDを非表示/違反報告)
桃マスカット(プロフ) - 今回の後輩二階堂くんもめっちゃ可愛かったですー💚こんな後輩に懐かれたいです(*≧艸≦) (2021年12月22日 14時) (レス) id: 21ddaf22cf (このIDを非表示/違反報告)
nanaco(プロフ) - ばーばぱぱさん» ばーばぱぱさん、コメントありがとうございます♪ そう言って頂けて嬉しいです(*^^*) (2021年9月18日 9時) (レス) id: ad35a9ba49 (このIDを非表示/違反報告)
ばーばぱぱ - なんか、、、 癒されるううう(♭・~・) (2021年9月16日 16時) (レス) id: c74ffed917 (このIDを非表示/違反報告)
nanaco(プロフ) - nokkoさん» nokkoさん、初コメありがとうございます♪ えぇっ、泣かせてしまってすみません(；；)笑 そうなんです…最初はくっつけるつもりだったんですが、気付いたらこのような結末に…番組とは違いハピエンにしたかったのに、結局こうなりました (;_;) いい男ですね…高嗣くん… (2021年8月29日 11時) (レス) id: ad35a9ba49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nanaco
| 作成日時：2021年7月1日 19時
