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「…え？」
『え？もしかして聞いてませんでした？私、高校の時ひろくんと付き合ってたんです」
「……」
「別れたのは一昨年だから〜…1、2、3年？3年ちょっと付き合ってました。彼女さんはまだ半年も経ってないんでしたっけ？』
「……」
･･･言葉が出てこない。
こういう時、どう言い返せばいいんだろう。高校の同級生だって言ってた。久しぶりに会うんだって、卒業して以来会ってなかったって、言ってたよね？
ぐっと唇を噛んだその時、電話口から、喧騒に混じって宏光の声が聞こえた。名前を呼ぶ声。私じゃなくて、多分、今話してる女の子の名前。それに対して、甘ったるい声で返事をするその子に、周りの人が何か言ってる。あぁ、冷やかしてるんだ。
なんて言ってるかは聞こえなかったけど、それに対して、『やだ、やめてよ〜』って全然やめてほしくなさそうに笑ってる。
そしてまた、宏光がその子の名前を呼んで。その子が嬉しそうに返事をしたところで、耐え切れなくなって通話を切った。
「……A？」
会話が聞こえないように、気遣ってくれたのかな。いつの間にか少し離れた場所に移動してた高嗣が、通話を終えて呆然と立ち尽くす私を、心配そうに見つめてくる。
「……宏光じゃなかった」
「え？」
「……」
「…どういうこと？」
「……電話、宏光の元カノって…」
「……」
「このまま皆と遊んでたいけど、私とデート中だからって、断ったんだって、それで代わりに電話してきたって……」
「…待って、どういうこと？彼氏は？」
「……」
「……元カノってなんだよ、」
「……」
「A、それ知ってて許したの？」
「……」
高嗣の問い掛けに、違うって言おうとしたけど声が出なくて。仕方なく、首を横に振る。
「……元カノいるのにそっちに行ったの？元カノいるってAに黙って？Aのことほったらかしにして？」
「……」
「つーか、その元カノも元カノでしょ。わざわざAに電話してくるとかさ…」
「……」
「俺だったら、そもそもケータイ貸す時点で無理だわ。触らせるとか有り得ない」
「…ふふ、相変わらず潔癖症なんだ」
思わず笑うと、高嗣が泣きそうな顔をした。
「なんで笑ってんの」
「え…」
「なんでA、無理して笑ってんの」
「……」
「傷付いてるAが、無理して笑う必要なんてどこにもないじゃん。泣きたいなら泣けばいいし、怒りたいなら怒ればいい」
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nanaco(プロフ) - 桃マスカットさん» こんばんは( *´艸｀)💚(絵文字使えるようになったことを忘れてた←) ですよね、後輩二階堂くんめちゃ可愛いですよね…😭✨コメントありがとうございました ( *´꒳`*) (2021年12月22日 23時) (
レス) id: ad35a9ba49 (このIDを非表示/違反報告)
桃マスカット(プロフ) - 今回の後輩二階堂くんもめっちゃ可愛かったですー💚こんな後輩に懐かれたいです(*≧艸≦) (2021年12月22日 14時) (レス) id: 21ddaf22cf (このIDを非表示/違反報告)
nanaco(プロフ) - ばーばぱぱさん» ばーばぱぱさん、コメントありがとうございます♪ そう言って頂けて嬉しいです(*^^*) (2021年9月18日 9時) (レス) id: ad35a9ba49 (このIDを非表示/違反報告)
ばーばぱぱ - なんか、、、 癒されるううう(♭・~・) (2021年9月16日 16時) (レス) id: c74ffed917 (このIDを非表示/違反報告)
nanaco(プロフ) - nokkoさん» nokkoさん、初コメありがとうございます♪ えぇっ、泣かせてしまってすみません(；；)笑 そうなんです…最初はくっつけるつもりだったんですが、気付いたらこのような結末に…番組とは違いハピエンにしたかったのに、結局こうなりました (;_;) いい男ですね…高嗣くん… (2021年8月29日 11時) (レス) id: ad35a9ba49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nanaco
| 作成日時：2021年7月1日 19時
