＊花火と未練 -3-＊【後編】 ページ8
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____バシッ
廊下を歩いていると、突然背中に走る衝撃。
『っ、い…ってぇ……誰だよ！』
こんなことをするのは大倉くらいだ。
勢いよく後ろを振り返ると、
「…私だけど、なんか文句ある？」
ニッコリと、口角を上げるAがいた。
ただ、目が完全に笑っていない。
雰囲気的に俺が悪いような気もしたけど、考えても考えても思い当たる節なんてない。
何一つない。
『……いや、普通にあるわ！なんなんだよいきなり！叩かれる覚えなんてねぇし！！』
「な、何…って言われても……」
『は？なんでそこで赤くなるわけ？』
沸騰でもした？ってくらい急速に赤くなっていく頬と小さめの耳が可愛くて、職場だというのに、思わず手を伸ばしそうになる。
「……。」
『マジで何？ハッキリ言ってくんねぇと…』
「宏光、私達のこと誰かに言ってるよね？」
『……あぁ、大倉には一応。』
別にお互いの恋愛事情を包み隠さずに言い合うような仲ではないけど、相手がAだから、言わざるを得なかったというか･･･
そこはまぁ、ちゃんとしとかねぇとじゃん？
『……で、それがどうした？』
「……。」
『…A？』
「……ここ会社なんだけど、」
『は？』
「会社でそう呼ぶの禁止じゃなかった？」
『……今誰もいねぇし、』
「そういう問題じゃないでしょ？」
『……。』
･･･なんだ？
なんでこんなに機嫌が悪いんだ？
マジで心当たりねぇんだけど。
『…なぁ、俺なんかし「あれ？萩野ちゃんと北山やん！そんなとこで何してん？(笑)」
「っ、大倉くん…」
『……。』
俺の言葉を遮るようにタイミング悪く登場した大倉を、これでもかってくらい睨む。
「ちょっ、何？！怖いんやけど北山 (笑)」
『あぁ？別になんもねぇよ。』
「いやいや、なんもないことないやろ？めっちゃ怖いし絶対なんかあるやん！(笑)」
"怖い" と口では言いながら、完全に揶揄うような視線を向けてくる大倉が憎たらしい。
こんな奴は放っておくに限る。
そう思い、ふとAの方を見ると、
「わ…っ、私先行くから！じゃあね！」
『えっ、ちょ…っ、A？！』
何故か一目散にオフィスへと逃げていった。
「えっと……なんか俺、避けられた？」
目をぱちくりさせる大倉。
『……お前、何言ったんだよAに…』
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nanaco(プロフ) - ななこさん» ななこさん、お待たせ致しました ♪本編にはなかったシーンも沢山ありますので、楽しんで頂けたら嬉しいです(*´ω`*) (2020年11月16日 8時) (
レス) id: a7b3edb10a (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - (*´∇｀*)ﾜｱｱｯ! 待ってました！花火と未練シリーズほんっっとに大好きです！！宏光との関係もあの後の裕太との関係もめちゃくちゃずっと気になってます！！これからも更新楽しみにしています♪ (2020年11月13日 22時) (レス) id: 6f285e02f0 (このIDを非表示/違反報告)
nanaco(プロフ) - ソフィアさん» 連打、受け取りました (*｀ﾉω´*)笑 ありがとうございます♪ そして、おめでとうございます(*´艸｀*) (2020年9月26日 21時) (レス) id: a7b3edb10a (このIDを非表示/違反報告)
ソフィア(プロフ) - 無理だけど、お星様連打！！！みっくん、お誕生日おめでとう！！！！！ (2020年9月25日 19時) (レス) id: 06f6b1f19d (このIDを非表示/違反報告)
nanaco(プロフ) - ゆーこさん» ゆーこさん、コメントと嬉しいお言葉をありがとうございます (*´ 艸｀) 夜分遅いですが、無事、完結致しました☆前作はノンリアルでしたが、今回はリアル設定で、みっくんも主人公ちゃんもお客さんにしちゃいました (笑) これからも、宜しくお願い致します ♪ (2020年9月25日 0時) (レス) id: a7b3edb10a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nanaco
| 作成日時：2020年9月24日 20時
