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開店してからしばらく経った頃･･･
「ミツ先輩 ミツ先輩！」
『わっ、なんだよ…』
なんかあったのか？と思い、興奮気味な玉に視線を向けたその時だった。
「あの人って常連さん？」
『……A、』
久しぶりに見るAの姿に、胸の奥がじんわりと熱くなるのを感じた。
まさか今日会えるとは･･･
いや、ちょっと期待はしてた。
毎日毎日、今日は来るかな、明日は会えるかなって･････女々しくて笑えるけど。
「みっくん、久しぶり。」
『おう、仕事 落ち着いた？』
「うん！任されてたプロジェクトも 昨日で一段落ついたところなの。」
『そっか、お疲れ様。』
･･･マジで疲れてるんだろうな。
寝不足なのか、目の下に隈 出来てるし。
「ねぇ、2人ってどうゆう関係？」
『「え…」』
「付き合ってる？」
ドクン、と心臓が跳ねる。
"違ぇよ"って言えなかった。
･･･言いたくなかった。
だから俺は、Aに委ねたんだ。
Aはなんて答えるんだろう。
真っ赤な顔で 慌てて否定する？
それとも、またあの日みたいに ストレートに「好き」って言ってくれる？
「え……違うよ？」
「え〜なんか怪しい…」
「ホントだって (笑)」
ふふ、ってAが笑う。
「横尾さんに聞いたんだもん！常連さんに可愛い子いるって！しかもミツ先輩と仲良いって……お姉さんのことでしょ？」
「可愛いって (笑) ふふ、やだなぁ、横尾さんってばそんなこと言ってたの？」
「俺も思ったよ？」
「やめてよ、私もう30なのに (笑)」
「マジで？俺お姉さんなら全然アリ！」
･･･おいおい ちょっと待て？
お前、客からアプローチ受けんの嫌だっつってたんじゃねぇのかよ。
「ふふ、ありがと (笑)」
目の前で繰り広げられる会話。
常連客と新入りのバイトが話してる･･･ただそれだけなのにモヤモヤしてしまう。
「んふふ、お姉さん名前は？」
「Aだよ、あなたは？」
「玉森裕太！玉とか裕太って呼ばれるけど、Aさんは好きに呼んでいいよ。」
「んー…じゃあ玉ちゃん？」
「玉ちゃん？なんか照れる (笑)」
「いつから働いてるの？」
「先月末からだよ。」
「そっかぁ……ふふ、みっくん！可愛い後輩が出来て良かったね。」
『…あぁ、』
上手く笑えてるかな、俺･･･
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nanaco(プロフ) - ぴろみんさん» ぴろみんさん、コメントありがとうございます(*ﾉ∀ﾉ) ね♪ 焦れったいの最高ですよね〜(*^^*) これからもｼﾞﾚｼﾞﾚしちゃって下さいm(*_ _)m (2020年4月13日 23時) (
レス) id: d77fcd2775 (このIDを非表示/違反報告)
ぴろみん(プロフ) - コメント失礼します。両片想いのすれ違い大好きです！(笑)楽しく読ませていただいています^_^ (2020年4月13日 17時) (レス) id: ee206e27b7 (このIDを非表示/違反報告)
nanaco(プロフ) - みちこさん» バーテンみっくん！でもチャラくないの(*ﾉωﾉ) また後で更新しに来ます♪ 他メンはあと2人出しますよ(￣∀￣*) (2020年4月11日 19時) (レス) id: d77fcd2775 (このIDを非表示/違反報告)
みちこ(プロフ) - 新作ですかー(^.^)しかもみっくん(//∇//)続きが気になる(^_^)楽しみにしてます(^.^) (2020年4月11日 16時) (レス) id: 95022a0a60 (このIDを非表示/違反報告)
nanaco(プロフ) - もち？太郎さん» あー･･･あれか！でも今は裕太sideだからね、あれは宏光とのやり取りだから(^_^;) (2020年2月8日 6時) (レス) id: d77fcd2775 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nanaco
| 作成日時：2020年1月31日 20時
