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距離が縮まれば縮まるほど、嫌でも気付くことがあった。
「あれ？もしかして萩野さんと玉森くん、一緒に帰る感じ？」
お客さんがほとんどいない時間帯に、店長が休憩室に顔を出した。
帰り支度を終え、Aさんを待っている俺を不思議そうに見上げてくる。
「ご飯食べに行くんですよ、2人で。」
「あれ…もしかして、」
「あははっ、違いますよ店長！」
店長の言葉をAさんが遮った。
「えー…知ってると思うけど、うちは別に恋愛禁止とか堅っ苦しいルールないよ？」
ね？って、俺に同意を求められても･･･
それどころじゃない。
Aさんの次の言葉を待つ間、嫌な汗が首筋に垂れたのはきっと、効きすぎた暖房のせいだと思いたい。
「私も玉森くんも、波長が合うというか……歳の差を感じないんです。」
「あ、確かに タメで喋ってるね。」
「なんなんですかね…弟、じゃあないし、友達？…っていうのもなんだかしっくりこないし……親友？」
「はは……親友って、」
思わず、呟いていた。
「あ、でも玉森くんには親友いるんだったね。えっと…オタクで鼻が大きい子だっけ？」
「…うん、」
「ふふ、じゃあ親友2号かな。」
「あー…そろそろ、店頭戻ろうかな。」
「お疲れ様です。ではお先に！」
「あぁ、楽しんでね。」
チラリと、店長の視線が俺へ向いた。
"がんばれよ！"
そう口パクで言ってくるから、ありがとうございます、と心の中で感謝する。
店長も多分、俺の気持ちを知ってる。
･･･気付いてないのはAさんだけだ。
いや、ホントは気付いてる？
「ねぇ、何食べたい？」
「……肉、」
「ふふ、若いなぁ。」
3つしか変わんないじゃん。
たった3年、遅く生まれただけじゃん。
それなのに、なんで いつまで経っても俺のことを男として見てくれないの。
最初はもっと知りたい、知ってほしい、仲良くなりたい･･･それだけだったのに。
知れば知るほど、仲良くなればなるほど、どんどん欲が溢れていく。
自分でも止められないんだ。
弟としてではなく、親友としてでもなく、ちゃんと男として意識してよ。
俺を好きになって･･･
そんな想いを抱えたまま、次の日、俺はどん底に突き落とされることになる。
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nanaco(プロフ) - ぴろみんさん» ぴろみんさん、コメントありがとうございます(*ﾉ∀ﾉ) ね♪ 焦れったいの最高ですよね〜(*^^*) これからもｼﾞﾚｼﾞﾚしちゃって下さいm(*_ _)m (2020年4月13日 23時) (
レス) id: d77fcd2775 (このIDを非表示/違反報告)
ぴろみん(プロフ) - コメント失礼します。両片想いのすれ違い大好きです！(笑)楽しく読ませていただいています^_^ (2020年4月13日 17時) (レス) id: ee206e27b7 (このIDを非表示/違反報告)
nanaco(プロフ) - みちこさん» バーテンみっくん！でもチャラくないの(*ﾉωﾉ) また後で更新しに来ます♪ 他メンはあと2人出しますよ(￣∀￣*) (2020年4月11日 19時) (レス) id: d77fcd2775 (このIDを非表示/違反報告)
みちこ(プロフ) - 新作ですかー(^.^)しかもみっくん(//∇//)続きが気になる(^_^)楽しみにしてます(^.^) (2020年4月11日 16時) (レス) id: 95022a0a60 (このIDを非表示/違反報告)
nanaco(プロフ) - もち？太郎さん» あー･･･あれか！でも今は裕太sideだからね、あれは宏光とのやり取りだから(^_^;) (2020年2月8日 6時) (レス) id: d77fcd2775 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nanaco
| 作成日時：2020年1月31日 20時
