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「ミツ先輩っ、なんかAさん帰ってったんだけど？！なん…で……」
『……。』
「え…ビショビショじゃん！」
目を丸くして驚く玉。
「ミツ、タオル持ってきた。」
『おー…さんきゅ、』
あぁくそ･･･
シャツが肌にまとわりつく。
マジで、なんなんだよ。
「裕太、今日ラストまでいれる？」
「明日3限からなんで余裕でーす。」
「じゃ、ミツはもう上がりね。」
『は？なんで、』
「そんな仏頂面でここに立つ資格なんかないよ。感情剥き出しじゃん。」
『っ、……別に俺は、』
「常連さん1人減っちゃったし。」
『…っ、』
「…まさか、Aさんのこと？」
「あー…ほらほら、裕太は引き続き接客よろしくね。お客さん待ってるから。」
「……はぁい、」
『……。』
じと、って感じる視線。
･･･先輩睨んでんじゃねぇよ。
.
.
Aと出会ったのは、半年ほど前。
うちは18時オープンだけど、初っ端からこんな酒しか出ない店に来る奴はいない。
大抵は、飯を食った後や 待ち合わせに少し居座る程度の客ばかりで･･･
現在、PM18時28分。
『え……ちょ、横尾さん、』
「何？」
『客が来てるんだけど…』
「…こんな時間に？」
『……女だし、しかも1人。』
「ふーん、珍しいね。」
いや、ふーんって･･･
横尾さんはここのオーナーで、正規雇用で雇われてるのは 俺だけ。
先々月 バイトの奴が辞めてったけど、ここは こじんまりした隠れ家的な店だ。
別に2人でも十分やっていける。
『…ん？』
きっちり並べたグラスの隙間から、1人でやって来た女の顔がチラリと見えた。
･････え、すっげぇタイプなんだけど。
何をするわけでもなく、ぼんやりとテーブルに視線を落としている。
垂れてきた髪を耳にかける仕草も、どこか憂いを帯びた瞳も、すごく気になる。
.
平静を装い、彼女の前に立った。
「…え？」
『…これ、サービスね。』
テーブルを挟んでいるとはいえ 距離は近く、間近で見た彼女に再び胸は高鳴る。
･･･何がサービスだ。
後で横尾さんに怒られるかもしれないけど、今そんなことはどうでもよかった。
「…っ、」
は、っと息を呑む音がした。
『…え？』
俺じゃない、おそらく彼女の。
「あ……あの…っ、好きです！」
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nanaco(プロフ) - ぴろみんさん» ぴろみんさん、コメントありがとうございます(*ﾉ∀ﾉ) ね♪ 焦れったいの最高ですよね〜(*^^*) これからもｼﾞﾚｼﾞﾚしちゃって下さいm(*_ _)m (2020年4月13日 23時) (
レス) id: d77fcd2775 (このIDを非表示/違反報告)
ぴろみん(プロフ) - コメント失礼します。両片想いのすれ違い大好きです！(笑)楽しく読ませていただいています^_^ (2020年4月13日 17時) (レス) id: ee206e27b7 (このIDを非表示/違反報告)
nanaco(プロフ) - みちこさん» バーテンみっくん！でもチャラくないの(*ﾉωﾉ) また後で更新しに来ます♪ 他メンはあと2人出しますよ(￣∀￣*) (2020年4月11日 19時) (レス) id: d77fcd2775 (このIDを非表示/違反報告)
みちこ(プロフ) - 新作ですかー(^.^)しかもみっくん(//∇//)続きが気になる(^_^)楽しみにしてます(^.^) (2020年4月11日 16時) (レス) id: 95022a0a60 (このIDを非表示/違反報告)
nanaco(プロフ) - もち？太郎さん» あー･･･あれか！でも今は裕太sideだからね、あれは宏光とのやり取りだから(^_^;) (2020年2月8日 6時) (レス) id: d77fcd2775 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nanaco
| 作成日時：2020年1月31日 20時
