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中学校に入って初めての体育祭。
中間考査が終わってすぐに練習が始まった。
私は友達に誘われて 障害物リレーに出る事になった。
「へぇ、谷本障害物なんだ。」
テスト返却が終わっていないから、私と玉森くんの席は前と後ろ。
夏休みが終わって席替えで離れたけど、こうやってまた近くにいられるのが嬉しい。
「あ、うん//玉森くんは?」
「俺?俺はね…秘密。」
秘密?
「教えてくれないの?」
聞かれたから答えたのに 教えてくれないなんて。
予想外の返答に戸惑っていると、
「ぷっ…(笑)んははっ、嘘だよん。俺が出るのは4×400mリレー。」
悪戯っ子みたいに 意地悪そうに笑う玉森くんに、
「、、っ// も、も〜びっくりした!!」
「んふふ、ごめんごめん(笑)」
・・・キュンとした。
まだ見た事ない顔。
ふわふわと笑うだけじゃなくて あなたはそんな顔もするんだね。
伝えられないこの"スキ"の気持ちは
どんどん膨らんでいく。
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このみ - 大人になった裕太 (2020年10月3日 19時) (レス) id: 25b3f023e7 (このIDを非表示/違反報告)
nanacoy1139(プロフ) - 黄色好きさん» 黄色好きさん、素敵なコメントありがとうございます…(^ ^)続編も考えておりますので、また良ければ是非お越し下さいね。 (2019年1月24日 7時) (レス) id: da866a5801 (このIDを非表示/違反報告)
黄色好き - 伝えたい想いは、何時でも伝えられるわけじゃないって事。それなら、今こそだからすぐにでも伝えたいなって。想いはありますよ。またいい話しでした。青春に戻ってみたい。 (2019年1月24日 1時) (レス) id: f0b607ac31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nanaco | 作成日時:2019年1月22日 12時