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年が明け、三学期。
寒くて朝なかなか起きられないのが私の悩みだったけど、中学に入ってからは平気。
「菜々子ったら、ホント朝弱くなくなったわよねぇ。」
毎朝お母さんに驚かれるけど。
だって、
「あ、おはよう菜々子ちゃん。」
「おはよう。」
友達と挨拶をして 席に着く。
しばらくして 教室に入ってきたのは、
「玉森おはよ〜。」
「おは〜!!」
「おはよ!」
今日も大好きな玉森くん。
「おはよ、谷本。」
「玉森くん、おはよう。」
以前よりだいぶ緊張せずに話せるようになったけど、やっぱりドキドキするのは相変わらずで。
「今日は実力テストだからな〜!」
始業式に向かう前に担任の先生が放った一言で、
教室中からブーイングが飛び交う。
だけど、私は別に構わない。
この席順でいられるなら、毎日がテストだろうと。
…いや、毎日はちょっと言いすぎたかな?(笑)
後ろでブーブー言ってる玉森くんだけど、
「だから谷本ここ座ってたんだぁ。」
ふにゃっと笑うから、玉森くんもこの席で良かったって思ってくれてたりするのかな?
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このみ - 大人になった裕太 (2020年10月3日 19時) (レス) id: 25b3f023e7 (このIDを非表示/違反報告)
nanacoy1139(プロフ) - 黄色好きさん» 黄色好きさん、素敵なコメントありがとうございます…(^ ^)続編も考えておりますので、また良ければ是非お越し下さいね。 (2019年1月24日 7時) (レス) id: da866a5801 (このIDを非表示/違反報告)
黄色好き - 伝えたい想いは、何時でも伝えられるわけじゃないって事。それなら、今こそだからすぐにでも伝えたいなって。想いはありますよ。またいい話しでした。青春に戻ってみたい。 (2019年1月24日 1時) (レス) id: f0b607ac31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nanaco | 作成日時:2019年1月22日 12時