20 ページ20
.
中也「ま、お前が幼児化してる間は
ボスの機嫌も良かったから、許してやってもいーぜ？」
『そ、そっか。ありがと』
中也「それにしても、お前まじで何にも覚えてないのか？」
『え？うん……何にも……。なんで？』
中也「……いや、別に」
少し顔を紅く染め、私から顔を逸らした彼の行動に
私は一旦、何をしたのだろうと……
恐ろしくなるが、正直聞く勇気はない……
それにしても……
『なんか、雰囲気変わった？』
中也「あぁ？……そうか？」
『うん……。なんだろ………』
中也「そう言えば……」
言葉を発しようとした中也くんよりも
早く声が出た
『わかった、服装だぁ〜！
これ、私の好きなブランドなんだ』
その言葉に、中也くんはピクリと反応した
中也「……そりゃ、手前が選んだんだから」
……え、？私が選んだ……？
『え？！私が中也くんの服選んだの？！！』
中也「あぁ、まぁな。」
そりゃ……
『そりゃ、タイプなわけだ……』
中也「……はぁ？！」
ちょ、待て待て！
すごい問題発言した……！
『違う！えっと、服装が……！
服装がめちゃタイプだっただけだから！』
中也「お、おう、」
あぁー、最悪！
なんかすごい気まずい感じになっちゃったじゃん……！！
『えっと……、ま、そーいう事だから。うん。
じゃ、また……！』
もーーー！
そーいうことって……どー言うことやねん！
バカすぎる……ほんとに……バカ……
キョトンとしている中也くんを眺め
やっぱり……すごいキマってる……
なんて思ってしまうなんて……
これはもう末期かもしれない……
ふと、横目で見た中也くんを眺めると
中也くんはさっきよりもっと真っ赤な顔をしていた
あれ……、これ、もしかして……
『………似合ってるよ、その服』
中也「……ぶわっ！？」
あからさまに反応した彼が面白く
笑いを堪えきれず、吹き出して仕しまえば
彼はそんな私を見つめ、真っ赤な顔で怒り散らした
中也「ばっ、馬鹿にしてんだろ、手前！！？」
怒りながらも、帽子で顔を隠す仕草をした彼が
なんだか可愛く見えるだなんて……
わたしも、彼のことバカにできないのかもしれない…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 118人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
パンパース - 完結、おめでとうございます！今回の作品も中也が可愛くて夢主が可愛くて太宰さんがかっこいい作品でした。個人的には太宰さんが夢主に中也の事が好きと自覚させる所がすごくすごく大好きです！♡ (11月25日 21時) (
レス) id: cbd0df663f (このIDを非表示/違反報告)
琉菜(プロフ) - 虹さん» やぁーーー♡虹さん！いつもありがとうございます♡いつも大好きな作品だと言ってもらって嬉しいです！！ (11月25日 12時) (レス) @page31 id: d038000651 (このIDを非表示/違反報告)
虹(プロフ) - きゃああ完結おめでとうございます！！！！！！もう最初から最後まで大好きな作品です…またお会いしましょう！！改めて完結おめでとうございます！！！！！ (11月25日 11時) (レス) @page31 id: 12afbbff79 (このIDを非表示/違反報告)
琉菜(プロフ) - 雪さん» ありがとうございます♡おかげさまで無事完結させることができました！ (11月25日 11時) (レス) id: d038000651 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 琉菜さん» はい、楽しみにしてます！ (11月21日 20時) (レス) @page24 id: 2530509e5a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
