隣のクラスの中原くん【文スト】

着信 ページ50

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中原くんから着信が入ってから

数十分後…







私の携帯がまた着信を知らせた。








相手は、やはり中原くんで……

でも、やっぱり私には出ることができなくて……











通話ボタンの表示された画面を

ただ眺める事しかできない私……。







しばらくして、着信が切れたかと思うと

今度は中原くんからのメッセージが届いた











中也【窓の外！】



窓の外？

窓の外がなんだろう？と気になったわたしは




窓にかかっているカーテンを開け

窓から外を眺めた





その瞬間、目に入り込んできたのは



……バイクに跨っている中原くん。










窓の外から私の方を見つめ、

中原くんは携帯をトントンと指差した








そのまま、携帯を見ると

中原くんからの着信が来ていた……






しょうがなく応答ボタンを押し、

携帯を耳元に当てる









中原「話したいことがある。
無理にとは言わねぇが…………出てきてくれないか？」



電話越しに聞こえた

中原くんの少し寂しそうな声に…






つい……心が揺れた……








『……わかった。』








時刻は夜中の2時……

街灯の光はあるものの、辺りは真っ暗だ








中原くんに少し待ってもらい

パジャマから服に着替えると

私は、彼の元に向かった……








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