文豪たちと♡♡してみた・♡♡されてみた

中也 ページ39

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★中原中也






私には好きな人がいる

そう、それは中原中也

私の担任の先生だーー。











『中也先生、彼女いる？』



中也「あー、今はいねぇな〜。
先生やってると出会いなんて全然ねぇからな。

……てか、おい。先生にタメ語使うんじゃねぇ。」







『へぇ〜。そうなんだぁ。先生モテそうなのに』


中也「フン、まぁ、そこら辺の男よりはモテるだろうな。」








『だよねー。先生と付き合える世界線どこー？
わたし中也先生みたいな彼氏が欲しいんだけど』



中也「おいおい、バカ言うな。
お前、この前まで1組の武井と付き合ってただろ？
アイツだってそーとう人気あるんじゃねぇの？」









『んー。だって、中也先生のこと好きになっちゃったんだもん』



中也「………っ、手前、大人を揶揄うんじゃねぇ！」







中也先生はそう言うと私の頭を軽くコツンと叩いた








『あー。先生、暴力振るったぁ〜。
許してあげるから私と付き合って？』



中也「……付き合うわけねぇだろ！」



『………だよね〜。
太宰先生なら簡単に落ちてくれるのになぁ〜』











中也「あぁ？！手前、太宰にもふっかけてんのかよ！？」


『別にふっかけてなんかないよー？
太宰先生が私に言い寄ってきてるだけ。

中也先生、もしかして妬いてくれるのー？』






……なわけない、か。


そう思って中也先生を眺めると

先生は意外にも真面目な顔で私を見つめた








中也「あのなー、A。

確かにお前は高校生にしちゃ、顔も整ってるし
まぁまぁ、色気もある。

だけどなぁ、俺は教師だ。生徒のお前とは付き合えねぇ」









真面目な顔で言った彼の言葉に

もしかして……とほんの少しだけ期待してしまった










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