文豪たちと♡♡してみた・♡♡されてみた

◾️好きなタイプを聞かれたので、彼とは真逆の人を答えてみた〈太宰/国木田/乱歩〉 ページ14

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★太宰治



「ところで、Aちゃんの
好きなタイプはどんな人なんだい？」



『え……っと、男らしくて、勤勉で、真面目な人です♡』







「……それは、遠回しに私は
タイプではないと言っているのかな…？」


苦笑いを溢す彼。









『あれ、……そう聞こえました？』


「うん…。いや、まさかね！そんなはずはないよ、ね？」


『さぁ、どうでしょうか♡』








にこやかな笑顔で返す私に、

彼は少し困ったような笑みで返す。






「……もう、意地悪はよしてくれよう。
私のこと好きだよね？」


『ふふ、そうですね♡』








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★国木田独歩





「ところでAは……理想の男性像とかあるのか？」


『ん〜、何にも縛られない自由な人がいいです。
どちらかといえば、あんまりキッチリしてない方がいいかな〜』


「……そう、か。」




明らかに、どよ〜んと沈んだ彼に

少し意地悪だったかな？と思ったが

普段とは違う彼を見れて少し満足だ




『でも所詮、理想は理想ですから。
実際には国木田さんみたいな
真面目で一途な人に惚れちゃいましたし……』


「……は？今なんて」







『だから、今は国木田さんが好きなタイプです♡』









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★江戸川乱歩




「そういえばAの好きなタイプって
聞いたことなかったね。どんなのが好きなのー？」




『ん〜、大人っぽくって、
自分よりも人のことを優先できるような優しい人…ですかね？』








「へぇ〜。随分と僕とはかけ離れてるけど……

でも実際、君が好きなのは僕だろ？
やっぱ好きなタイプだなんて当てにならないね」




『……もう、なんで知ってるんですか。
私が乱歩さんのこと好きなこと』







「名探偵にわからないことはない。

ちなみに名探偵ではない君には
わからないだろうから伝えておくが

僕もキミが好きだーー」







『……ふふ、知ってます♡』


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