☆神風さんのお仕置き模様覗きます？☆ part3

pressure~リクエスト合同 小説~ VOL10 ページ10

side 翔

パァン！！

パァン！！

パァン！！

パァン！！

「翔ちゃん、反省してからがお仕置きだから。」

智くんのその言葉の後で、いっそう平手が落ちてくるのが遅 くなった。

連打されるのもきついけど・・間をあけられると余計に痛い 。

分かってたよ、無理しちゃダメだって・・苛立ってもしょう がないことだってだけど・・俺にしかできない事だから。

だから頑張らなきゃ、俺のせいでみんなまで悪く言われるの は嫌だ。

でも結局それでこうやって怪我して智くんに怒られて・・潤 の事も傷つけて、そう考えてたら痛いのより悔しいので涙が こぼれてきた。

「翔ちゃん・・泣いてるの・・？」

平手打ちくらいで俺がまだ仕上げでもないのに泣いてるのを 見て、智くんが驚いて手を止める。

「・・ごめんなさい・・。」

「ん・・何がごめんなさいなの？」

俺の背中を優しくさすってくれながら智くんが尋ねてくる。

「・・八つ当たりで潤の事傷つけて、自分も怪我して・・み んなに迷惑・・。」

「俺たちが翔ちゃんの事迷惑だなんて思うわけないでしょ？ 」

パァン！！！

「あっ・・いたっ・・・！」

不意打ちで強烈な平手が１つ落ちてきて、思わず声を漏らし た。

「翔ちゃん、まだ分かってくれてないみたいだから今日は厳 しくするよ。ここにおいで。」

智くんは俺をいったん膝から下ろして、引き出しから長い定 規を取り出してソファーの肘掛けを軽く叩いた。

恐くて恐くて・・行かなきゃと思ってもなかなか足が動かな いよ・・。

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