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pressure~リクエスト合同 小説~ VOL8 ページ8

side 智

松潤と一緒に紅白の企画を考えたあと、俺は直感というか確 信を信じて医務室に向かった。

翔ちゃんが隠してることはおそらく怪我だと思ったから。な んでそう思ったかって?

だって、腰が痛いとか言ってクライミングやらなかったし。

いつもの翔ちゃんならたとえ腰が痛かろうがゲームをやるも ん。

だから、どこか怪我してるんじゃないかって思ったの。

翔ちゃんに聞いても絶対に答えてくれそうにないから、医務 室の先生に聞いたらわかるんじゃないかなって。

「右手の指を打撲してます。だいぶ腫れているので、しばら くはピアノ禁止ですよ。」

先生から聞かされた結果は・・ほらね、やっぱり俺の勘は正 しかった。

ピアノがある部屋に入れば翔ちゃんが脇目もふれず練習して いて…。

声をかけてもぜんぜん反応がないから、ちょっとイラッとき てしまって、翔ちゃんから楽譜を取り上げた。

ようやく俺に気づいた翔ちゃんは、慌てて右手を俺から見え ないように庇ったから、

その手首を掴んで翔ちゃんにかざした。

「ピアノ弾くの禁止なんでしょ?なんで弾いてるの?」

「・・どうしても上手く弾けない箇所があって・・日にちも 迫ってるし・・だから・・」

「そんなに腫れてて・・余計に酷くなって本番本当に弾けな くなったら、どう責任とるつもりなの?」

「・・・・」

俺がそう言ったら翔ちゃんは俯いて押し黙った。

「それに、最近翔ちゃんイライラしてるでしょ。上手くやら なきゃってプレッシャーもあると思うけど・・余裕が無いと きに上手くやろうとしても空回りするだけだよ。」

「・・ごめんなさい・・」

「松潤がね、翔ちゃんに相談しようとしたんだけど、そんな 雰囲気じゃなかったから、俺のとこにきたんだよ。」 「ごめん・・ごめんね」

俺は小さい声で謝った翔ちゃんを立たせると、そのまま手を 引いて楽屋に連れてきた。

「悪いと思ってる?」

「うん・・はい・・」

「じゃ、お仕置きしよっか。自分で来れる?」

ソファーに座って膝をポンポンと叩いたら、素直に傍までや ってきて、ためらいながらも俺に身体を預けた。

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なな - あーちゃんへ♪ ありがとう(*´∇`*)反応するの遅くなってごめんね(。´Д⊂)すごくいい作品になって嬉しい♪ (2013年10月6日 9時) (レス) id: f1918d0282 (このIDを非表示/違反報告)
あき - 合作、出来上がりましたよ~♪あたしのブログからコピって。メールで送ったほうがいいならメールちょうだい。 (2013年10月3日 18時) (レス) id: c6c1abc6c9 (このIDを非表示/違反報告)
なな - あーちゃんへ コメントありがとう^-^。最後、すごく甘くなっちゃったよー(笑)もちろん♪また、合作もやろうね^-^ (2013年8月25日 9時) (レス) id: f4bcdc6946 (このIDを非表示/違反報告)
あき - コメント遅くなってごめん(^^;久しぶりに読めて嬉かったよ~^^翔くんらしくて素敵だった。また合作とかもやろうね♪ (2013年8月19日 23時) (レス) id: 15df70e661 (このIDを非表示/違反報告)
なな - はーちゃんへ 久しぶりすぎて書くの難しかったよー(笑)優しい翔くんやっぱりいいよね♪最後はすごく甘くなっちゃた(笑)うん♪また合作もやろうねー☆ (2013年8月17日 19時) (レス) id: f1918d0282 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なな | 作成日時:2012年12月16日 18時

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