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pressure~リクエスト合同 小説~ VOL7 ページ7

side 翔

潤を帰した後、実は医務室に行ってたんだ。ピアノの蓋って 重いしヒビでも入ってたら大変だと思って。

幸い打撲しただけだから大丈夫って言われたけど・・

腫れが引くまでしばらくピアノをひくのは我慢するように言 われちゃったんだ。

時間も迫ってるしもっともっと練習しなくちゃいけないとき に・・

なんで!自業自得とはいえ自分が許せなかった。

みんなにバレたくないから、収録も手を使うクライミングは なんとかごまかして避けられた。

だけど、俺のことに関しては相変わらず勘が鋭い智くんから

「何か俺に話すことない?」

そう言われたときはどうしようかと思った。

まっすぐみつめてくる智くんの視線が痛くて、おもわず目を そらしてしまった。

これ以上詰問されたら隠し通せる自信はないから・・楽屋を 出てピアノの部屋にむかった。

ひいちゃいけないって言われたけど、どうしても練習したか った。

たくさんの期待にちゃんと応えたいから。だから、多少無理 をしたっていい。

無理をしてでも完璧なものにしなくちゃ!

〜〜♪〜、、〜♪、♪〜〜

あぁ、やっぱり問題はこの箇所だよな。どうしてもここだけ 途切れちゃう。

もう一回やってみるか。

♪♪♪〜♪♪♪

夢中で弾いてたから後ろに智くんが立っているなんて、全く 気づかなかった。

「翔ちゃん。」

「・・・・・」

「翔ちゃん!!」

智くんが大声で怒鳴って楽譜をヒョイっと取り上げた。そこ でようやく智くんに気づいた俺。

「智くん!?」

「翔ちゃん、これはどういうこと?」

そう言って智くんは俺の右手首をギュッと掴んで、俺の目の 前にかざしてくる。

「腫れてるみたいだね・・どうしたの?」

智くんの低い声が静かな部屋に響く。

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なな - あーちゃんへ♪ ありがとう(*´∇`*)反応するの遅くなってごめんね(。´Д⊂)すごくいい作品になって嬉しい♪ (2013年10月6日 9時) (レス) id: f1918d0282 (このIDを非表示/違反報告)
あき - 合作、出来上がりましたよ~♪あたしのブログからコピって。メールで送ったほうがいいならメールちょうだい。 (2013年10月3日 18時) (レス) id: c6c1abc6c9 (このIDを非表示/違反報告)
なな - あーちゃんへ コメントありがとう^-^。最後、すごく甘くなっちゃったよー(笑)もちろん♪また、合作もやろうね^-^ (2013年8月25日 9時) (レス) id: f4bcdc6946 (このIDを非表示/違反報告)
あき - コメント遅くなってごめん(^^;久しぶりに読めて嬉かったよ~^^翔くんらしくて素敵だった。また合作とかもやろうね♪ (2013年8月19日 23時) (レス) id: 15df70e661 (このIDを非表示/違反報告)
なな - はーちゃんへ 久しぶりすぎて書くの難しかったよー(笑)優しい翔くんやっぱりいいよね♪最後はすごく甘くなっちゃた(笑)うん♪また合作もやろうねー☆ (2013年8月17日 19時) (レス) id: f1918d0282 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なな | 作成日時:2012年12月16日 18時

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