☆神風さんのお仕置き模様覗きます？☆ part3

Sheath again~一番怖い人~ Vol.6 ページ26

＜６：翔＞



パァン！！

パァン！！

相変わらず全力な平手に正直言うと・・かなり最初のほうからほんとは我慢するのも辛かった。

でも、智くんの分まで俺が受けるなんて言っておいて、途中で悲鳴をあげたり姿勢を崩すなんてできないし・・

体に力を入れてひたすら強打に耐えるしかなくて・・

智くんが声をあげてくれてようやく手が止まった。

「・・いいよ、大丈夫だから・・仕上げして？」

ほんとはもう嫌だったけど・・でも自分で言ったことには最後まで責任を取らないと。

「仕上げは智くんと俺の分で・・」

「わかった。」

雅紀はそう言ってグイッと足を組むと再び手を振り上げた。

パァン！！パァン！！
パァン！！パァン！！

パァン！！！

「あぁっ！・・ごめん・・ごめんなさい！」

最強のがあっという間に降ってきておもわず叫ぶように謝ったら平手が止まった。

「もう、いいよ。おしまい・・」

「え、でも・・」

「もうお尻真っ赤だし充分でしょ？２人とももう喧嘩なんてしないでよ。今度やったら手加減しないからねー？」

「「ごめんなさい・・」」

これで手加減してたのかよ！と、心のなかでツッコミを入れながら、もう一度智くんと一緒に謝った。

「明日３人でご飯行こう。どこにする？」

今日は俺たちのせいで行かれなかったから改めて明日行く約束をして一件落着。

ようやく落ち着いた智くんと笑顔で話してる雅紀を見ていてつくづく思った。

智くんも怒らせたら怖いけど・・やっぱり一番怖いのは雅紀だろうなって。

Sheath again~一番怖い人~ Vol.7→←Sheath again~一番怖い人~ Vol.5

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す