☆神風さんのお仕置き模様覗きます？☆ part3

pressure~リクエスト合同 小説~ VOL3 ページ3

〜翔目線〜


今年も、気づけばもう終わり。

最後の大仕事の紅白で今年もピアノを弾かせてもらえる事に なった。

もちろん、ピアノは大好きだし、あの紅白の舞台で弾かせて もらえるなんて幸せな事だ。

だから、最高のものにしようと心に決めた。

いつも通り、楽屋にむかって俺が廊下を歩いていると、決ま ってスタッフが話かけてくる。

「あ！櫻井さん！ピアノ期待してますよ！」

「あぁ、ありがとうございます^^」

大人として一応お礼を言うけど、この言葉を言われたのは今 日だけで5回目。

そりゃ、それだけ期待してくれてるってことだし…それはと ても嬉しい。

けど、その期待の大きさが俺にどんどんプレッシャーとして のし掛かってきて…。

生放送だしあの舞台で失敗なんて許されない。だから撮影の 合間にもピアノの練習。

普段ならピアノは楽しいよ？

だけど、今は弾いている間も頭の中で、みんなからの期待の 言葉がずっとこだましていて……。

そう、みんなが期待して楽しみにしてくれてるんだ。だから 、その期待は裏切れない。

でもそのプレッシャーから、弾けていた所が弾けなくなった り、指が動かなくなったりして全くうまくいかない。

ずっと練習してるのに、いまだに完璧に弾けたのは数えるほ どしかなくて…。

そんな上手くいかない日々がずっと続いていて…本番の日は 刻一刻と近づいてきてるし、

焦れば焦るほど上手くいかなくて自分に苛立つ。

たまに楽屋にいると、潤が俺に話かけようとしてはやめてる 。

多分、なにか相談したいんだろうね。でも、ピアノの事で頭 がいっぱいで時間を取ってやれない。

「松潤ごめんな…。」

と心でつぶやいて、俺はまたピアノがある部屋に向かった。

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