非常口飯田さん ページ5
あれから、私が飛び降りようとすると必ず止めに来るもんだからやめた。
でも赤い髪になってるのはびっくりした。
「ここいい？」
「あ？」
昼休みのランチタイム、私は勝己の隣に座った。
「席ならいっぱいあんだろ。」
「ちょっと話したいの。どうせ一緒に食べる友達いないでしょ。」
「ああ？」
一人で食べるのは検討がついていたので、三奈の誘いは断った。
「にしても、出久とすんごい険悪なんじゃない？」
「ほっとけ。」
「昔よりとがってるし。」
「うるせえ。」
でも私に対して変わってないのは、少しうれしかった。
「・・・海はなにしてんだ。」
「・・・。」
海とかいてカイ。
私の弟だ。
よく勝己と出久が遊んでくれてたっけ。
「海は・・・いま植物状態で入院してる。」
「は？」
勝己は拍子抜けした表情で固まった。
そりゃそっか。
連絡しなかったし。
「去年、〇殺未遂で。」
「ざけんな！」
勝己がバンッとテーブルをたたく。
「ちょっと、注目されちゃうじゃん。」
「・・・。」
顔はそのままで、椅子に座りなおす。
「説明しろ。」
「お母さんの死と、学校のいじめが原因みたい。」
「そうじゃねえ、なんで俺らに連絡よこさねえんだ。」
「・・・え、なんでだろ。」
各当する答えがおもいつかない。
「そのあと、結構忙しかったから、思いつかなかったかも。」
「お前、あいつにいったんか。」
「まだ。いずれ言おうとは思ってる。」
「「・・・。」」
そのあと、特に話すこともなくなった。
その時、大きなサイレンが鳴り響いた。
「なにこれ。」
「雄英バリアじゃね！？」
周りがすんごいパニックになってる。
今、私と勝己は教室に移動中だったので、流れに巻き込まれた。
「っおい！」
「！？」
ドンッ
「いたい・・・。」
なんなく壁際に押し込まれてしまった。
「つぶれるつぶれる」
前にいる生徒の背中がどんどん私をつぶしてくる。
「おい！大丈夫か！？」
「！？」
切島だ。
私がつぶれないように壁に手をついて空間をつくってくれた。
「あ、ありがとう。」
「おう！」
ドンッ
「うおっ！」
「うわっ。」
とっさに前を見ると、壁に張り付いている飯田がいた。
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如月(プロフ) - 無気力に地震がある人、ありがとうごさいます！もし、アドバイスなどがあればおっしゃっていただければと思います。 (2022年2月12日 17時) (
レス) id: c6b60410b2 (このIDを非表示/違反報告)
無気力に自信が有る人 - 腐れ縁！展開が楽しみです！更新頑張って下さい！ (2022年2月4日 0時) (レス) @page5 id: 19b8beddf0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：如月 | 作成日時：2022年1月30日 0時
