【刀剣乱舞】巫女ブラック本丸にて (ページ10)

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8話ページ10

審神者部屋

『……あー……』

あれです

大人のね。子どもは見ちゃダメっていう玩具がたーくさん置かれてるんだ

『悪趣味すぎる』

少し怒りを覚えた

とりあえず私は落ちているものをゴミ袋のなかへ
タンスの中にあったものも

『ふーこれで全部かな』

見えないようにしばって

あ、ここ電話あんだな

『もしもしもしもしもしもし？』

影「チッああ、そのバカみたいな電話のかけ方はAさんですね。何かご用ですか？」

えっ今舌打ち…気のせい？

『あのですね本丸のことなんですけど、居間とその周りの部屋以外全部リフォームして下さい！』

「は？」

『ですからリフォームしてくれって…

「どれくらいの費用がかかるとお思いで？」

『…い、いやだってこんなひろいんですよ？掃除しきれないです

「申し上げた通りあなたに宿る霊力は並大抵のものではないのです。その霊力を使えば1発ですよ…チッ」

絶対今舌打ちしたよね！？

「どうなってほしいかイメージをして霊力を送り込んでみてください。忙しいので切りますよ」

『あっちょっ…』

ガチャン

切れちゃった
まぁやってみるかな！

ぎゅるるる

『あー…オナカスイタなぁ』

腹が減ってはなんとやら
調理場にいってみよう

トコトコ…

うわきったな
ずいぶん使ってないなこれ

他の場所も見てみたがやはりすべて汚い

とりあえず調理場を片付けてから
あ、これ霊力、、

手をかざし
調理場よ綺麗になれと念をこめてみると

パァァア

うお！？すごいすごい！あっという間に綺麗になった！

すぐに作れる♪

私は外に置いてあった食材を取りに行こうとした時

ゴソゴソっ

『ん？』

「ビクッ……あ、あの、…ごめっ…」

白いふわふわした子が食材を食べていた
私を見たからか、それをみられたからか今にも泣き出しそうだった

『お腹空いてるの？』

「えっ…あの」

『実は私もなんだーっむぐ』

私はその子と同じように食材を口に運んだ

『えへ、これで私も一緒！だから怯えなくていいよ』

フワフワちゃんはこちらをみてキョトンとしている

『なーんだお腹空いてるなら言ってくれればいいのに。すぐなにかつくるから待ってな』

「あ、あの…」

オドオドしながら戸惑うフワフワちゃん

「大丈夫だからもうもどりな」
頭を撫でようとしたがビクッとなるフワフワちゃん

『あ、ごめん…つい』

「…っ」

逃げるように去って行ってしまった

可愛かったなぁ