そばにいて ページ22
『シュウさん!シュウさんとまって!』
シ「…………」
テラスまで来てやっと止まってくれたシュウさん
グイッ
『いたっ!』
シュウさんは私の腕をいきなりつかみ引き寄せた
シ「なんでだ…」
『え?』
シ「なんで俺に踊ってこいといった」
『だって……あの人綺麗だし…高貴な方なのかなって。それに私がいるせいでシュウさんダンスができないのかと思って』
シ「お前だってダンス踊れるだろ」
『下手くそだし……シュウさん恥ずかしいかなって思ったから』
シ「それで……親父はいいんだ?」
『あれは!カールハインツさんが……』
ガンッ
シュウさんが壁を殴る
シ「お前は俺のなんなんだよ」
怒っているのに切ない顔をするシュウさん
『っ………』
胸が痛い……
シ「ダンスが下手くそ?ハッ……馬鹿なくせに気なんかつかうなよ」
『なっ!』
シ「俺はあんたがいればいいの」
『……シュウさん』
シ「はぁ……俺が最初に踊ろうと思ったのに……」
?
え……?
『もしかしてあんなに怒ってたのって』
そのことだったの?
シ「なんだよ」
恥ずかしそうに顔をそらすシュウさん
『ぶっ……ハハハハハハ』
シ「…………チッ」
グイっ
『わっ!』
シュウさんに引っ張られ手すりの方へ
そしてシュウさんは手すりに手をかけ
所謂手すりドン?
近い…………//
シ「……俺さあんたがどんなにマヌケでも失敗してもどうでもいいんだ……俺が認めた相手なんだから堂々と俺の横にいてよ」
かすれた切なそうな声で言うシュウさん
『シュウさん…………ごめんなさい』
なんか変に気を使ってシュウさんから離れたのが馬鹿みたい……
シ「ふん……わかればいいんだよ。
まぁ、あんたの嫉妬して食事を頬張った顔に免じて許すよ」
『あれ見てたんですか』
シ「当然」
あれ見られてたとか……
これからネタにされそうだな
私たちは暫く外の風に当たっていた
シ「ダンス後で踊るからな
『……フフ……はい』
シ「飲み物取ってくる。ここで待ってろ」
シュウさんは照れくさくなったのか行ってしまった
シ「A」
『あれ?シュウさんさっき飲み物って』
シ「それよりAに見せたいものがあるのを思い出して」
『見せたいもの?』
シ「ああ……ついてきて」
『わぁ!』
シュウさんなんか雰囲気がおかしい……?
私はそんなシュウさんに抱かれ満月の空を飛び出した
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アリス - 空さん» そうだね!(≧∇≦) (2015年11月30日 21時) (レス) id: 74c50fc250 (このIDを非表示/違反報告)
空(プロフ) - アリスさん» そうなんだ!みてみる\(^^)/お互い頑張ろうねp(^^)q (2015年11月30日 18時) (レス) id: c6d96d82dc (このIDを非表示/違反報告)
アリス - よろしくね(≧∇≦) あっ、私をディアラバの小説を書いているよ! (2015年11月23日 9時) (レス) id: 4805b4bd95 (このIDを非表示/違反報告)
空(プロフ) - アリスさん» いいですよ!では私もさっそくタメで!よろしくね!! (2015年11月20日 18時) (レス) id: c6d96d82dc (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 空さん» 有難うございます! タメでもいいですか? 私はいいですよ(≧∇≦) (2015年11月18日 20時) (レス) id: 4805b4bd95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:空 | 作成日時:2015年9月16日 21時