検索窓
今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:38,125 hit

そばにいて ページ22

『シュウさん!シュウさんとまって!』


シ「…………」



テラスまで来てやっと止まってくれたシュウさん

グイッ

『いたっ!』

シュウさんは私の腕をいきなりつかみ引き寄せた



シ「なんでだ…」

『え?』

シ「なんで俺に踊ってこいといった」

『だって……あの人綺麗だし…高貴な方なのかなって。それに私がいるせいでシュウさんダンスができないのかと思って』

シ「お前だってダンス踊れるだろ」

『下手くそだし……シュウさん恥ずかしいかなって思ったから』


シ「それで……親父はいいんだ?」

『あれは!カールハインツさんが……』


ガンッ

シュウさんが壁を殴る

シ「お前は俺のなんなんだよ」


怒っているのに切ない顔をするシュウさん


『っ………』
胸が痛い……

シ「ダンスが下手くそ?ハッ……馬鹿なくせに気なんかつかうなよ」

『なっ!』
シ「俺はあんたがいればいいの」


『……シュウさん』


シ「はぁ……俺が最初に踊ろうと思ったのに……」










え……?




『もしかしてあんなに怒ってたのって』



そのことだったの?

シ「なんだよ」

恥ずかしそうに顔をそらすシュウさん


『ぶっ……ハハハハハハ』

シ「…………チッ」


グイっ



『わっ!』



シュウさんに引っ張られ手すりの方へ
そしてシュウさんは手すりに手をかけ





所謂手すりドン?

近い…………//



シ「……俺さあんたがどんなにマヌケでも失敗してもどうでもいいんだ……俺が認めた相手なんだから堂々と俺の横にいてよ」


かすれた切なそうな声で言うシュウさん





『シュウさん…………ごめんなさい』


なんか変に気を使ってシュウさんから離れたのが馬鹿みたい……


シ「ふん……わかればいいんだよ。
まぁ、あんたの嫉妬して食事を頬張った顔に免じて許すよ」


『あれ見てたんですか』

シ「当然」




あれ見られてたとか……
これからネタにされそうだな





私たちは暫く外の風に当たっていた






シ「ダンス後で踊るからな


『……フフ……はい』


シ「飲み物取ってくる。ここで待ってろ」




シュウさんは照れくさくなったのか行ってしまった







シ「A」

『あれ?シュウさんさっき飲み物って』

シ「それよりAに見せたいものがあるのを思い出して」

『見せたいもの?』

シ「ああ……ついてきて」


『わぁ!』

シュウさんなんか雰囲気がおかしい……?



私はそんなシュウさんに抱かれ満月の空を飛び出した

拐われ→←嫉妬して



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (57 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
82人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

アリス - 空さん» そうだね!(≧∇≦) (2015年11月30日 21時) (レス) id: 74c50fc250 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - アリスさん» そうなんだ!みてみる\(^^)/お互い頑張ろうねp(^^)q (2015年11月30日 18時) (レス) id: c6d96d82dc (このIDを非表示/違反報告)
アリス - よろしくね(≧∇≦) あっ、私をディアラバの小説を書いているよ! (2015年11月23日 9時) (レス) id: 4805b4bd95 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - アリスさん» いいですよ!では私もさっそくタメで!よろしくね!! (2015年11月20日 18時) (レス) id: c6d96d82dc (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 空さん» 有難うございます! タメでもいいですか? 私はいいですよ(≧∇≦) (2015年11月18日 20時) (レス) id: 4805b4bd95 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2015年9月16日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。