~Forever Love~

出発 ページ3

それからトントン拍子に話が進み、私達は大手のプロダクションと契約した。










そして異例のデビューアルバムを出すことになった。










そのプロデュースはなんと、あのX JAPANのYOSHIKIさん。










憧れてた人にデビュー早々会えるなんて…。










はやる気持ちを胸に私達は今、空港にいる。










YOSHIKIさんのスタジオがあるロサンゼルスで、レコーディングをするためだ。だけど…。










『なんでシュウはいなのいのよ！』





タ「全く、期待を裏切らないよな。遅れるか？普通」




『嫌だー！せっかくYOSHIKIさんに会えるのにー！遅れるなんて嫌だー！』





ケ「別にいいじゃん。ギタリストはあっちで探せば。」





『あぁ、確かに』 タ「それは言えてるな笑」





シ「ハロー！エブリバディー♪」










そんな会話をしているとは知らずに。スーツケースをいくつも引きながら、明らかに浮かれた様子のシュウがやってきた。





タ「遅いぞシュウ。集合時刻は伝えたろ？」





シ「でも間に合ったでしょ？」










メンバー1人1人にハグ→キスをしていくシュウ。すっかり海外気分だ。






『ねぇねぇ何をそんなに持ってく必要があんの？』










Aの質問にシュウは得意げにスーツケースのひとつを開いて見せた。





『すっごーい！！』










中にはこれでもかと詰められたお菓子が…。










キャッキャキャッキャと盛り上がる末っ子達に呆れ顔のタケル。ケイは何の興味もない様子で外を眺めている。





タ「ほら、遅れるぞ」
















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？「4ピースかぁ…ヴォーカル…A」










資料に目を通しながらそう呟いた男…。サングラスの奥の目が光った。

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