深夜~YOSHIKI side~ ページ17
ん〜。こっちのがいいか。
スタジオに篭り彼等…GISELLEの曲にアレンジを加える。
あ、でもこうした方がAの声が引き立つな。やっぱりこうだな。でもAここ出るかな?
んーーー。考えるより本人に聞いた方が早いなと思い電話をかける。
3コール目に彼女が出た。
『はぁいAです。YOSHIKIさん?どうされました?』
いつもよりゆったりとした甘えるような声。
行き詰まったときにAと話すと、スッと肩が楽になるような気がする。どうやら僕はこの声が好きみたいだ。
Y「今スタジオで曲作ってるんだけど、Aと話し合いたいところがあって。今から来られる?」
しばらくしてAが現れた。部屋の外からこちらの様子を伺っている。
お、なんかぽわぽわしてる(笑)
Y「呼び出しちゃってごめんね。あれ、A寝てた?」
彼女の困ったような笑顔が答えだ。そうか、ごめん。
『YOSHIKIさんは?帰ってないんですか?』
Y「うん、良いところだったからもう少しって思って。」
ふと時計に目をやると、長針が6に差し掛かろうとしている。それは普通寝てるよね。
Y「あ、3時過ぎか。ますますごめんだね(笑)」
『身体壊しちゃいますからたまにはちゃんと休んでくださいね♪』
そう言うと彼女は微笑んだ。
それに答えるかのように心臓が跳ねた。…かわいい。
またこれだ。最近時々なる。Aに会うとどうもおかしい。
まぁせっかく来てくれたんだし、今はとにかく曲だ。
曲の話に入るとどんどんと時間が進む。気がつくと外はもう明るくなっていた。
伸びをしているAを見ると、睡眠時間を削ってしまった罪悪感が再燃する。
流石にこんなに毎回呼ぶのもなぁ。せめてスタジオ来る手間が無くなればな…。
そう感じていたとき、俺の頭にはもう最高の案が出来上がっていた。
Y「Aさ…俺の家に住みなよ!」
それを聞き驚く彼女。でも、もう決めたんだ。Aと一緒に住む。
Y「そう?ウチに住んでくれたら、僕も少しは休めるんだけどなぁ」
とは言ったものの、僕も休めるなんてのは単なる託けにすぎなかった。
彼女の承諾に内心ガッツポーズを決めながら今日の仕事に向かう。
これから面白いことになるぞー(笑)
僕は上機嫌で車を走らせた。
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継美 - 続き楽しみにしてます! (2月16日 17時) (レス) @page19 id: 36163f22e8 (このIDを非表示/違反報告)
真理 - GISELLEのメンバーの年齢は何歳ですか? (1月18日 1時) (レス) @page1 id: 211f054fc3 (このIDを非表示/違反報告)
真理 - 続きが見たいです! (12月23日 19時) (レス) id: 211f054fc3 (このIDを非表示/違反報告)
蚊取(プロフ) - 続き楽しみにしてます🥰 (8月28日 15時) (レス) id: 2e17170a4c (このIDを非表示/違反報告)
おっきー - 続きが楽しみです! (2022年11月29日 22時) (レス) id: f8bd3d4927 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:NANAがツクール | 作成日時:2021年11月14日 3時