第21話 ページ22
.(貴方side)
無意識か意識的か、車道側をゆっくりと歩いて
くれている黄瀬くん。
黄「へー、こんな所にケーキ屋さんあったんスね!
おしゃれ〜」
今さっきから周りを見ていた彼は、白で統一
された私がよくお世話になっている小さなケーキ
屋さんで少し立ち止まる。
貴「最近開店したんだ。
…まぁ、中々美味だぞ」
黄「へー!
じゃあ、来年の誕生日ケーキはここで買おっと」
私の不自然で上から目線な評価に、彼は疑問を
持たず共感してくれた。
来年と言うことはもう過ぎてしまったのか…?
貴「君、誕生日は…?」
黄「6月18日スよー。
あ、もしかして今から祝ってくれるんスか?」
と笑顔で言う彼に、何も用意していない私は
硬着する。
すると、「冗談スよ!」と優しく肩を叩いた。
貴「いや、今回のお礼と誕生日プレゼントを兼ねて
何か送らせてくれ。
──じゃないと私の気が済まないからな!」
ああああああ、また余計なことを…! 最後の
言葉はいらなかったじゃないか! まるで私の
プライドのために何かを送るみたいなセリフを…
頭の中で懺悔の言葉くるくると回る。
黄「じゃあ楽しみにしてるっスね!」
そんな私に眩しい笑顔を浮かべると、またゆっくり
と歩き始めた。
本当に、私はそんな君がうらやましいよ…
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月花(プロフ) - 未麗*ボード不調さん» コメントありがとうございます! 今まで書いたことの無かった夢主ちゃんなので不安だったのですが好きの言ってもらって嬉しいです! 今後とも作品共々よろしくお願いします(^^*) (2016年12月10日 13時) (レス) id: 7ecf93bcdf (このIDを非表示/違反報告)
未麗*ボード不調(プロフ) - 完結おめでとうございます! 陰ながら読ませていただいておりました。お疲れ様です。主人公が可愛くて好きです(笑) (2016年12月10日 12時) (レス) id: a813412baf (このIDを非表示/違反報告)
とらちゃん(プロフ) - 月ちゃん完結おめでとう!!!!キュンキュンしすぎて天昇するかと思った_(:3 」∠)_ 受験、頑張ってね!!!! (2016年12月10日 10時) (レス) id: c2527a9838 (このIDを非表示/違反報告)
月花(プロフ) - 月読さん» コメントありがとうございます! やっと治ってきた所であります、本当に季節の変わり目は怖いですね… 更新不定期で本当に申し訳ございません…、これからはこのようなことがないように更新頑張ります(^^*) (2016年11月12日 17時) (レス) id: 7ecf93bcdf (このIDを非表示/違反報告)
月読(プロフ) - 非常に厄介な菌二つ…大丈夫ですか?! 季節の変わり目で色々と流行る時期ですからね…無理はなさらないようにしてください(*´-`) いきなりコメントすみません汗 これからも楽しみにしています! (2016年11月12日 12時) (レス) id: 720095c5ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月花 | 作成日時:2016年9月4日 15時