140話 ページ9
『メローネ、携帯電話…
もうすぐローマ·テルミニ駅に
『携帯電話ですよ、携帯電話！
ほら、下さい』
「A…“新入り”の“ビギナーズラック”ってのはなんだよ…？」
『メローネの携帯電話を渡してくれれば教えますよ』
「……」
見上げるように私を見れば、しばらく黙っていたメローネはーー
「……ん」
『素直で良い子ですね』
スッ…と携帯電話を渡してくれた。
私は受け取った携帯電話を両手で持ち…
『チェストッ！』
「なッ！？」
バキッ！
真っ二つに
「な、何してるんだッ！？ Aッ！
まだギアッチョにもリーダーにも“新入りの能力”を連絡してないんだぞ！？」
『させない為ですよ。メローネ』
「！……A…いや、あんた…
チームを裏切ったのか…！？」
目を見開き、汗を流すメローネは
『私がチームを裏切るわけ無いじゃあないですか』
「なら、なんで…」
『必要ないからです。それに、私がチームを裏切ったと言うなら…メンバーを助けたりしませんよ』
「は？」
キョトンとするメローネの目の前でイルーゾォに声を掛ければ、鏡の世界に
ソルベ·ジェラート·ホルマジオ·イルーゾォ·ペッシ·プロシュートの6人が現れる。
「あぁッ！？
あんたら…死んだんじゃあ無かったんだな…！」
「その様子じゃあ、俺らは死んじまった事になってるみてェだな」
「当たり前だろ、プロシュート…たぶん、ギアッチョもリーダーも“そう思ってるはず”だぜ？」
「しょーがねぇなぁー。俺もイルーゾォに死んだ事にされていたしな…そうだろうよ」
ホルマジオの言葉に納得の全員。
…死んだ事になってるのはラッキーだ。
ますます原作通りに話が進む可能性が大きく、
この先の展開を確実に読めるわけだ。
「でもよォー、姉貴？
これからどうするんだい？」
『決まってます』
私はテルミニ駅到着の声を聞きながら、降りる扉の前に向かう。
『追いかけるんですよ…護衛チームを！』
141話 マンモーニと謎の車→←139話 変態と新入りの能力
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アオイ - 178話の最後の主人公のセリフが『貴方が”動けなる”まで！ 私は攻撃を止めないぞッ！！』になっていますよ。 (2018年11月12日 1時) (
レス) id: 6faa9bdb9d (このIDを非表示/違反報告)
まんたんたん(プロフ) - Nakkig0120さん» コメントありがとうございます！ 語彙力なんて関係ありませんッ！ こうして応援して頂いて、この作品を読んでいただけているだけでも感謝でございます！ 更新、頑張ります！ これからもこの作品をよろしくお願いします…！ (2018年9月13日 6時) (レス) id: 23b58f0eac (このIDを非表示/違反報告)
Nakkig0120(プロフ) - 応援しています。頑張ってくださいね！語彙力が無くてすみません笑ただ本当に楽しみにしています！ (2018年9月12日 21時) (レス) id: a798d75122 (このIDを非表示/違反報告)
まんたんたん(プロフ) - あんころもちさん» コメントありがとうございますッ！ イルーゾォにはこの後の展開でも活躍してもらう予定なのでお楽しみに！ そして、夢主のキャラを気に入って頂き、この作者大喜びしております。更新、がんばります！ (2018年9月8日 22時) (レス) id: 23b58f0eac (このIDを非表示/違反報告)
あんころもち - 続編おめでとうございます！くっそぉー！私のイルきゅんとデートｫ！？うらやましい！それでも、夢主ちゃんが大好きです！おねーちゃんになってください！これからも、更新頑張ってください！ (2018年9月8日 19時) (レス) id: b996d117e8 (このIDを非表示/違反報告)
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