拾われました ページ9
「ジュンフィ、さん、でも私」
JN『なんでも揃えるよ、俺の家無駄に広いし空いてる部屋も幾つかある。何一つ不自由ない生活をさせてあげられる。』
「ダメです、私仕事も無いから、」
JN『今すぐ住める所探せるの？』
「……」
JN『大丈夫だよ。うちに来れば住所も決まるし、その分仕事も決まりやすくなる。何も悪いことはしない。』
「…ジュンフィさん」
JN「俺のこと、信じて。」
そんな真っ直ぐ見つめられたら、甘えたくなるじゃん。
「……じゃあ、少しの間だけお世話になります、」
するとジュンフィさんはニコッと笑って
JN『うん、行こうか』
私の手を取って歩き出した。
気づけば空はさっきと打って変わって凄く晴れていて、気持ちも少し、明るくなったような。
あれから暫く歩いて割と直ぐにジュンフィさんの家に着いた。
は、いいものの……
「…家おっきい、」
JN『ほら、何止まってるの。早く行くよ笑』
い、いいのかなこんなイケメンの家に上がらせてもらって……しかも少しの間住むなんて……
ジュンフィさんって何者、？？
あ、危ない仕事の人とかではないよね、？
見た感じ悪い人じゃ全然ないみたいだし
謎に包まれすぎてる、でもそれもミステリアス……
って何考えてんだ自分。
JN「Aさんの部屋はここだよ。ほんとに使ってなかったから何も無いけど笑」
「わ、広い……」
ん、今ジュンフィさん名前言った？
「あの、ジュンフィさん私の名前知ってたんですか？」
JN「ん？ああ、さっきの人たちが言ってたから…あ、ごめんねいきなり。呼ばれるの嫌だった？」
「あ、いえいえ、全然そんなことないです！」
JN「失礼かもだけど、Aさんって歳は？」
「あ、この間25になりました、恥ずかしながら誕生日の日に浮気されてしまいまして…」
JN「そうだったんだ、辛かったね……あ、それなら俺の一個下だ。」
「そうなんですか、じゃあジュンフィさんは26、？」
JN「ていうか、その呼び方よそよそしいから辞めよう？んー、ジュンでいいよ、Aちゃん。」
A、ちゃん！？
ど、どうしよう年上男性にそこまで免疫が無いせいで戸惑ってしまう……！！
「は、はい！じゃあ、じゅん、さん」
JN「ん〜、オッパは？」
なんだって！？！？
この方は私をキルするつもりか？？
やめてくれその顔面でオッパは？とか甘い声で言わないでくれ！！
「わ、私にはまだはやいで、す」
JN「ふふ、そっか。じゃあこれからに期待するよ」
ぐ、この人、思ったより危ない……
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 772人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なじゅん^._.^ | 作成日時：2023年3月17日 15時
