友達 ページ28
WN「ここ。」
「ありがとうございます！」
連れてこられたのは男性用ロッカールームからは遥かに遠い女性用ロッカールーム。
全く、自分の方向音痴に呆れるわ。
WN「着替えてきなよ」
「はい！」
綺麗なロッカールームで急いで着替える。
わ、ここの制服、ソリのを見て思ったけどすごく品があって綺麗だ。
……でも綺麗な分、私が服に着られてないか内心心配。
WN「ん、着替えたね」
ロッカールームから出るとドアのすぐ側で待っていてくれたウォヌさん。…じゃなくて、オッパ。
オッパが私をまじまじと見るからそこまで似合ってない？と不安になる。
「あの〜……」
WN「…似合ってんじゃん」
「え、」
表情を変えないで言うもんだから本当に褒めてくれてるのかよく分からない。
SR「A〜！ごめんごめん！」
「あ、ソリ。」
SR「あれ、もしかしてウォヌさん付き添ってくれてました！？」
WN「あー、だってこいつが」
「それ以上はｯｯ、やめましょう。ね？」
必死にウォヌオッパの口を抑える。
こんなことソリに知られたら恥ずかしくて仕方ない。
SR「…まあ、とにかくありがとうございました。笑
A、じゃあそろそろ行こっか！」
「あ、うん！
ほんと、ありがとうございましたっ！」
WN「あ、おう」
ロビーを歩き始めると、ソリがにやにやしながら肩をつついてくる。
SR「なになに、初日からホテル内上位を争うモテ男と急接近！？」
「ちがっ、あれはなんというか、事故というか…」
SR「ジュンさんにしろ、あまり女の子と一緒にいるイメージなかったから、最初彼女さんかと思ったよ。笑」
「か、彼女！？有り得ない有り得ない……」
顔の前で手をブンブン振るとソリは綺麗な顔でふふっと笑う。
美人だから何をしても様になるな。
SR「私は彼氏一筋だけど、Aは彼氏いないの？」
「うーん、実は同棲中の彼氏に浮気されちゃってさ。」
テウォンの事を、ソリには話したいと思った。
今まで職場になんでも言える友達なんていなかったから、余計女子同士のソリに甘えたくなって。
テウォンの事、そこからジュンさんに助けてもらったことを話すとソリは相当に怒ってくれた。
SR「なんなの！？その男ありえないんだけど…」
「…やっぱり、そう思う？」
SR「当たり前じゃん！ほんとムカつくそいつ…
Aっ！これから嫌なことあったりしたらすぐ私に言うんだよ!!! まあ嫌な事じゃなくても全然聞くけど!!」
いいな、女の子の友達。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 772人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なじゅん^._.^ | 作成日時：2023年3月17日 15時
