・ ページ19
ジュンさんの髪を乾かして、時計を見るともう午後6時。
なんか、お腹すいたな。
JN「お腹すいた？」
「えっ、なんで分かるんですか」
JN「そろそろ夜ご飯の時間だから 笑」
ほんとに一瞬エスパーなんじゃないかってまた思ってしまった。
謎に包まれたジュンさんだから、余計に想像が膨らんでしまう。
JN「Aちゃんは自炊するの？」
「あ、はい。だいたい家では自分とテウォンの2人分作ってたので」
JN「…ふーん。あ、じゃあ俺にも作って？」
「えっと、じゃあ、口に合うかはわかんないけど、頑張ります。笑」
そういうとジュンさんはニコッと笑って、機嫌がいい時の猫ちゃんみたいにしっぽが見えた。可愛すぎるこの成人男性。
「冷蔵庫見ていいですか？」
JN「どうぞどうぞ」
大きい冷蔵庫を開けるとそこにはいくつかの野菜やら高そうなお肉やらの食材が多くは無いけど少し置かれていた。
「ジュンさんも自炊するんですか？」
JN「ん〜、仕事柄会食とかが多いからあんまりかな。」
仕事柄会食が多い、か…
ますますどんな仕事か気になってくる。
「あ、カレー粉ある」
JN「それね、貰ったんだけどまだ使ってない」
さっきまでソファに座ってたはずのジュンさんがすぐ後ろにいたので少し驚いた。
「ジュンさんカレー好きですか？」
JN「ふふ、だいすき」
「わかりました 笑」
ささっとカレーを作り始める。
野菜を切っていると視線を感じたので見てみると、もちろんジュンさん。
じーっと見ているのが可愛くて話しかけてみる。
「どうしました？」
JN「いや、Aちゃん上手だなーって」
「そうですか？」
JN「ねぇねぇ、Aちゃんさ、毎日料理作ってよ。」
「え、あ、私でよければ！」
JN「Aちゃんの事だから、うちにずっと居たら罪悪感感じそうだし。でもご飯作るっていう条件があったらここに居やすいでしょ。」
ジュンさん、私のことそこまで考えてくれてるんだ。
なんか、すごい嬉しくなっちゃうな
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 771人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なじゅん^._.^ | 作成日時：2023年3月17日 15時
