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「とにかく、わがままなのは十分承知なんですけど、どうしても下が欲しいんです。お願いしますジュンさん…」
JN「ん〜、そこまで言われたら仕方ないね。笑」
やっと承知してくれたジュンさん。
まあ、根は優しい方だからなのだろう。
JN「取ってくるから待ってて」
「ありがとうございます！」
しばらくして帰ってきたジュンさんの手には確かにズボンが握られている。
JN「これ、持ってる中で一番小さいやつ。紐もついてるから大きかったら縛りな。」
「なんとお礼したらいいか…！！」
JN「いいよこんなの。笑 じゃあ俺入ってくるね、自由に何でも使っていいから気楽にしてて」
「はい！」
元気よく返事をするとジュンさんは私の頭に手を置いて
JN「ほんと、小型犬みたい」
と笑ってそのままお風呂に行ってしまった。
「小型…??犬…?」
犬？？マジでどういうこと？？
え、バカにされてる？？
それはそうと、ほんとに広いリビング。
なんだかここまで広いと、冒険したい気分になるんだけど私だけ？？
…ちょっと見て回ろ
まず、隅の方にはおっきいソファとテレビ。
オシャレな雑貨も含めて統一感があって、シンプルだけど大人のオシャレが感じられる……
私なんてぜんっぜんセンスないから、こんな部屋作れないよ…。
一通り見て回って、ふとテレビに目がいく。
「…自由に使っていいって言ってたし、見させてもらおうかな。」
電源ボタンを押すと大きい画面いっぱいに最近話題の芸人さんやタレントさんが写る。
チャンネルを何個か変えていると、国民的アニメが放送されていたのでいつぶりだろうと思いながら見てみる。
「ふふっ」
大人になってから見てみると子供時代からの視点とはまた違う視点で見ることが出来て、案外面白い。
だから国民的アニメなんだな〜と改めて感心する。
JN「だーれだ」
「わっ、」
ふわっといい匂いに包まれた感覚がして真剣に見ていたアニメが見えなくなるから、声が出るほどびっくりしてしまった。
「ジュンさん」
JN「正解。 ねえ、これずっと見てたの？」
「あ、面白くてつい真剣に見ちゃって 笑」
JN「俺が来てもずーっと画面に集中してるから驚かしたくなっちゃった」
そう可愛く笑う声が上からしたので振り返る
「…えっ、あっちょっと！ ジュンさん、服っ！」
JN「なに、照れてるの？ かわいい」
なんで上裸なんだよ！！！
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作者名：なじゅん^._.^ | 作成日時：2023年3月17日 15時
