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その人は3人に比べれば小柄だけど、私よりは背が高い男の人。
なんだかベビーフェイスで可愛い顔だ。
HS「ん?…あ〜、ジフナ!Aちゃんは今日から入った新人さん。」
WZ「…ああ、どうも、イ・ジフンです。
すみません、こいつらうるさくて」
「あっ、いえいえ!よろしくお願いします。」
WZ「俺もこいつらと同い年だから、気軽に話してもらって大丈夫。」
HS「やー!ジフナのせいでオッパ呼びのチャンスが!!」
WZ「知らねえよ…」
気だるそうな顔をしてスニョンさんをあしらうジフンさん。
なんかすっごい大変そうだ…。
JN「そろそろ退勤時間だし、帰ろっか」
「はい、お疲れ様でした〜」
更衣を済ませてジュンさんの車に乗って帰る
JN「どう?初日大変だったでしょ」
「はい、でも皆さんすごく優しくて楽しかったです!」
JN「そっか。」
…あれ、なんかジュンさん機嫌悪い??
私なんかしたっけ??あれ、気まずすぎるぞ…!
「た、ただいま〜…」
玄関に入っても、ジュンさんは何も話さないまま。
え、もしかして追い出される??
「…あの、どうかしましたか、?」
JN「何が?」
「なんか昨日と違うから…私何かしちゃいました?」
恐る恐るジュンさんを見ると私を見てもーっと不服そうな顔をしている。
JN「Aちゃん、ウォヌといつの間に仲良くなったんだね。」
「…え、と、それは理由がありまして…」
なんだそれ。
もしかして機嫌悪い理由ってこれか??
JN「俺の事はまだ早いとか言って呼んでくれなかったくせに」
「あ…え??」
JN「A」
いきなりの呼び捨てに動揺を隠せない。
だんだんジリジリと迫ってくるジュンさん。
待って、この状況。どういうこと??
JN「ジュン、オッパは?」
「え、あの…」
壁に追いやられてもう距離が無い。
これはピンチだ、心臓がうるさすぎる
JN「呼ばないとキスするから」
キ、キス!?!?!?!?
今なんてこと言ったのこの人!?
「…ジュンオッパ、!!」
JN「…かわい、」
「…!?!?」
え、今、何されてるの?
ジュンさんの唇が、私の唇に…え、
「ちょっ、とっ、!ジュンさんっ、」
引き離そうとしても、ジュンさんは離れてくれない。
でも、なんだろ。
嫌じゃないかもしれない。
ジュンさんの優しいキスが甘くて、抵抗なんて、もうとっくにしてなくて。
唇が離れた瞬間、寂しささえ感じてしまった
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作者名:なじゅん^._.^ | 作成日時:2023年3月17日 15時