関わり頑固拒否です！２

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試合大変そうだし、妙に絡まれたりしたら嫌だからドリンクのカゴだけおいてそそくさと退散。ベンチメンバーが「あれ！？ドリンクがある！？」とかなんとかで驚いていたけど妖じゃないです、心霊じゃないです。私が置いただけです。


その後すぐに、入り口から滑津さんと雀田さんがタオルを持ってやって来た。量も多いし、運ぶの手伝おうかなーって思いながらそちらに足を進めていれば、どこからともなくその二人にめがけて飛んでいくボール。

どうやら別コートで音駒と烏野が試合をしていたらしく、そこで日向がレシーブミスをしたようだ。しかも、ボールが来ていることに滑津さんと雀田さんは気づいていない。



「やべっ・・・危ない！」

「え？」




＿＿＿＿＿＿＿＿パァァァァンッ！


ボールは弾かれ、空に舞う。

咄嗟に私が手で弾いたのだ。だって、滑津さんと雀田さんに怪我をさせるわけにはいかないしね。


「・・・・・・あ、天都さんごめええええええん！！他のマネージャーさんもごめんなさい！怪我ッ、怪我無いですか！！」



暫し放心したあと、ハッとして全力謝罪してくる日向。大丈夫、と伝えればガクブルと震えながらも胸を撫でおろしていた。人に当たりそうになったらヒヤッってするよね、わかる。私も中学時代そうだった。

滑津さんと雀田さんから「ありがとう〜！」って笑顔で言われたのでやった感あるわ。うん、この合宿はマネージャーさんを守ることを誓おう。何がなんでも絶対に怪我をさせない。うん。



「おー・・・流石は東京二位のリベロ。反射神経がいいな」

『中学の頃からボール当てられまくってたので慣れてるだけです』

「いじめ・・・？」

『違います。ただの偶然です』





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