関わり頑固拒否です！２

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宮城の強豪といえば、やはり常に上位を一する白鳥沢と青城。その中でも白鳥沢は私にとって神の領域的なあれに思えている。

・・・・・だって強いし？もう強いし？とにかく強いし？


練習の光景から何から、他校とは一味違っているような・・・・。そう思ってしまう私。トスもレシーブもブロックもスパイクも整っていてすごく綺麗。しかも、強い。

だからさ。




「そういえば、この前の心霊現象の話覚えてるー？」

「忘れるはずないでしょう。なんせ、牛島さんにおかっぱ少女と五色が間違われたんですから」

「ああ、あったなあそんなの。勝手に開閉するドアを若利が力でねじ伏せたヤツな」




・・・・・・・・あの白鳥沢が非現実的な話をしているとか、思わないじゃん。


ドリンクを運びに来た時にたまたま聞こえたその会話にチンプンカンプン。なんだ心霊現象って。白鳥沢面白いかよ。

まず、五色くんがおかっぱ少女と間違えられたってところからおかしいでしょ。何、トイレの花子さんと間違えられたの。どうなってんの白鳥沢。




「あ、音駒のおっかな・・・・いでっ！」

『おっかな・・・・？』




私に気づき、何かを言いかけた五色くんの頭を素早く叩いて黙らせた白布さん。

突然の暴力。



「あ、ごめん。ドリンク持ってきてもらっちゃって」

『いえ。これくらいのこと、どうってことありませんよ』

「どうってことあるでしょ。青城の分のあるのに」



ありがとう、と大平さんがスクイズの入ったカゴを受け取る。・・・・白鳥沢って、いい人ばっかだよね。クセは強いけど。でも常識はちゃんとあるし。・・・さっきまで理解不能な会話はしてたけど。



「ネーネーキミさー」

『はい』

「青城の及川クンに何か弱みでも握られたの？」





＿＿＿＿＿＿＿＿＿ピシッ



天童さんの何気ない一言で、その場の空気が凍り付いた。





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