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「あ!」
『あ』
ご飯を呼びに行く人を決めようってなった結果、私になった今日この頃。体育館までの道のりを無心で歩いていれば伊達工の黄金川くんと遭遇。なにやってんだこんなところで。
遠目からでも思ってたけどやっぱ背高いな・・・・この高さでセッターとかなんだ。羨ましいにもほどがある!
正直言うと、私の身長は普通そのもの。小さくもなければ高くもない、至って平均。それでも男バレから見たら小さいみたいだけど。悪かったな平均で。平均よりも身長低い人に謝れ。
だからこそちょっと羨ましいな〜なんて思っていれば、目の前の黄金川くんは「あのお!」の声を上げる。
『はい?』
「トスってどうやったらもっとうまくなれますか!?俺・・・先輩たちみたいに綺麗なトスあげれなくって!!」
『んー、しいて言うならボールの捉える位置を意識するとか、ですかね。前すぎたり後ろすぎたりとかするとトスはあげにくいので、額を上の位置でトスをあげられるようにするといいと思います。あとはスパイカーの打点を意識してみたりとか』
「なるほど・・・!やってみます!あざっした!」
バッと頭を下げて練習に戻ろうとする黄金川くんを呼び止める。そして「もう夕食の時間だから伊達工の人に伝えて欲しい」と伝えると、いい返事が返ってきた。
これで伊達工はオッケーだから、あとは五校か・・・。あ、でも音駒と梟谷と烏野は一緒に練習してそうだな。あそこ仲良さげだし。
自主練はいくつかの体育館でわかれて行っている。近いところから行ったほうがいいよね、ってことで先にその三校のところに行った。
なんでそこが一番近いかわかったって?・・・・だって、一番騒がしい声が聞こえるんだからそれ以外に理由なんかあるか?
『みなさーん、もう夕食の時間ですよー』
「あれ、もうそんな時間か。わざわざありがとな、天都さん」
『いえ。あ、それと黒尾さん、猫又監督が夕食後に来て欲しいそうです』
「りょーかい!てか、嫌がっていた割にはちゃんと仕事するよな、優樹菜ちゃんって」
『・・・・・』
「その軽蔑するかのような目ヤメテ!」
やっぱ澤村さんと黒尾さんとを比べると、澤村さんってやっぱりちゃんとした主将だなって思わされる。あと、奥で日向と騒いでいる木兎さんもなかなかどうかと思う。
・・・・・大丈夫か東京組!!
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鬼龍炎(プロフ) - 見入って一気見してしまいました!続き楽しみにしてます♪ (2月19日 21時) (レス) @page43 id: 42d84d8e50 (このIDを非表示/違反報告)
AY(プロフ) - 関わり断固拒否です!の三章目はどうやって見ますか、、? (6月29日 16時) (レス) id: faf5f904a1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - AYさん» ここまで読んでくださり誠にありがとうございます!(*^-^*)♡これからも楽しんでもらえたら嬉しいです! (2023年4月6日 13時) (レス) id: ee2abfb454 (このIDを非表示/違反報告)
AY(プロフ) - とても面白いです!!更新楽しみにしています✨頑張ってください! (2023年4月5日 23時) (レス) id: faf5f904a1 (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - 申請許可ありがとうございます!早速読んできます! (2023年2月12日 0時) (レス) id: 2e9b28c6b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆゆ | 作成日時:2023年1月4日 19時