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撲滅 58 ページ8

シンとした空気が流れる







本当に僕はバカだ



A「…………わかってるわよ、そんなこと…最初っから……一松くんなんか…」





彼女の次の言葉の予想がついてしまう



どうせ



どうせアイツらみたいに……









“大嫌い”









A「一松くんなんてっ大っっ嫌い!!!」






凄く、幼稚な言葉



けど、僕にとっては研ぎ澄まされた鋭いナイフなんだ…






バタンッてドアの閉まる音と同時に呼吸がじづらくなる


チョロ松「銀さん!!」



チョロ松兄さんが追っていくのが横目で見えた



だけど、後ろから感じる怒気というか殺気、がヤバイ





おそ松「なぁ、一松。何であんなこと言った」


一松「………」



威圧が、凄くて、顔なんて上げてらんない


それに、放心状態の僕は答えられる筈もない



おそ松「アイツが…Aが!一番言われたくないことを、何で言ったんだよ!!」



おそ松兄さんは僕の胸ぐらを掴み叫んだ



おそ松「お前が…!よくわかるだろ!?わかってたはずだろ!?何で…何で…Aに……」


なんだか、こういう時にだけ、Aって呼び捨てにする兄にひどく怒りが込み上がってくる


一松「兄さんだって、その呼び方やめたら?」


おそ松「…あ"?」


一松「他人の気も知らないで自分勝手。いつまで名字で呼ぶつもりなの」


十四松「兄さん!?」


ガッて鈍い音と一瞬だけ眩んだ視界

そして、口のなかに広がる鉄の味


やっぱり、殴ってくると思った


一松「いった……ホントすぐ手が出るね………“赤い鬼神”」


おそ松「…もっぺん言ってみろ」



空気と、声色とで、本気で怒ってるのがわかった



十四松「おそ松兄さん……!!」

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設定タグ:おそ松さん , 学生松 , 奈倉杏   
作品ジャンル:アニメ
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ゆた - めちゃくちゃ面白いです(^○^)ほんと!語彙力なくて言い表わせないんですが‥ほんとにもう!長男推しの私にとっては最高でしかないです( ; ; )この小説好きすぎて今自分専用に漫画描いてます。゚(゚´ω`゚)゚。ほんとに大好きです!これからも応援してます! (2018年4月17日 0時) (レス) id: f1e55d4a20 (このIDを非表示/違反報告)
kurokitune(プロフ) - 続きが気になります!読んでいて楽しいです、頑張ってください! (2018年4月5日 7時) (レス) id: 7b9e4d1248 (このIDを非表示/違反報告)
aqua - 十四松と一緒にいる女の子はあの彼女ちゃんですか? (2017年5月4日 20時) (レス) id: bfa6e634d3 (このIDを非表示/違反報告)
黒夜月 - 面白かったです!更新頑張ってください!楽しみにしてます。 (2017年4月5日 12時) (レス) id: 047865604b (このIDを非表示/違反報告)
バンビ(プロフ) - よかったですね!!勉強等、忙しいと思いますが、自分のペースでゆっくり頑張ってください!! (2017年3月31日 11時) (携帯から) (レス) id: c55153cb3e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:奈音 | 作者ホームページ:    
作成日時:2016年12月27日 10時

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