こちら、リア充撲滅委員会です。2

撲滅 100 ページ50

「お、おつかれさまー。衣装班と道具班は片付けがあるので残ってください。そして役者に拍手ー」



パチパチとまばらに拍手をされる


「ほんとにありがとね！上手だったよ。演劇部入らない？」


A「あ、生徒会があるから…」

「そっかぁ。そうだよね、」

A「うん、でも楽しかったです。ありがとうございました。」




最後のあれ、


告白、だよね


少しギクシャクしていてみんなも戸惑ってる



それに、絶対聞いてたよね………



「あっ、銀さん。会長が探してたよ！」

A「わかった。今行く。」









劇、出てたからかな


周りの視線がすごい……


ちょっとだけ、前と同じみたいで嫌だなー

なんて





チョロ松「銀さん！」

A「チョロ松くん、どうしたの？」

チョロ松「校門の方でね、ちょっとトラブルがあったらしくて、うちの生徒が他校生と揉めてるらしいんだ。」

A「えっ、はやく行かなきゃ…」

チョロ松「うん、だからね、僕が行くから銀さんは校内にいて。万一があったとき指揮する人が必要だから。」

A「でも…」


チョロ松「いいから！！銀さんは絶対来ちゃダメ！」



そう言ってチョロ松くんは駆け出してしまった




どういうこと…？

なんで私のは行っちゃダメなの…？

女だから？

足手まといだから？


でもチョロ松くんの言葉はそんな風に聞こえなくて



私に見せたくない何かがあった……




不意に後ろの方で声が聞こえた


「今校門のとこやべぇって！赤い鬼神再来！！」




赤い鬼神……？



「え、アイツ捕まったんじゃなかっの？」

「なんで？」

「だってアイツ、自分の彼女殺したんだろ？」

「いや、事故だろ。」

「事故でも、巻き込んだんだろー。」









「ここ一年くらい大人しくなってたんだけどさ、噴火したなぁ、松野おそ松。」

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