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幕開け ページ9

気付けば私はショッピングモールの中心にいた

記憶が曖昧だがコアさんと落ちていた事は覚えていた
だが彼は今、私の周りにいない


居るのは多くのアバター達
最初ここに来たときには、ここまで多くの人はいなかった
私も含めて、その場の者は少なからず不安を抱いていた


「こんばんはぁ!!楽しくやってるぅ!?」

ショッピングモール内のモニター全てに赤髪の女性が映り込む
その女性はとても楽しそうに笑っていた

「ふふっ。どうも私はアルアだ。
 あら、不安そうね?だいじょーぶ!」
彼女は私達に向かって指をクルクルと振る
周りの者は凍ったように動きが停止している

彼女は唇を動かし私達に語りかける

「ねぇ賭けをしましょう?私vs貴方達全3000人で!勝ったら貴方達の願いを一つ叶えてあげるわ」

目を細めて彼女は笑う
彼女はクルッと手を回し仮面で自分の顔を半分隠す

「ただし。貴方達が負けたら"夢"を頂くわ、未来や希望をね」

彼女が言いたいのは私達の命を取ると言うことだろう
その事を察し、周りがざわつく

「ふっざけんじゃねぇ!誰がテメェの為に命賭けるってんだ!!」

少年がモニターに向かって吠えている
画面の中の女性は見下すように彼を見た

「残念だけど、もう決まっちゃった事なの。良いじゃない!勝てば何でも出来るのよ!?」

彼女は両手を大きく広げる


ここは夢の中。彼女に従うことしか出来ない
そう彼女が言わなくても、私にそれが伝わってくる


「異論は無し? ……3000だから6人チームでいいわね。ではルール説明」


ルール

夢に存在する3つのアイという鉱石を見つけること

期間は2週間

夢の中ではルール以外、何をしても良い

必ずチームは作ること


〔アイを3つ見つけた場合〕
 現実世界に帰れる
 願いを一つ叶えられる

〔見つけられなかった場合〕
 現実に戻ることは出来ない



 
個人的に賭け事は面白くて好きだった
ただ、チームを作るのが厄介だな

「それじゃあ……
 スリー,
 トゥー,
 ワン,
Let your dreams come true!!」

 


彼女の掛け声と共に足を動かした

3.ここだけの→←2-3



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青い宇宙人(プロフ) - さっさっささん» ありがとうございます!もう、一生懸命更新頑張りますっ! (2019年12月17日 22時) (レス) id: eb24f19649 (このIDを非表示/違反報告)
さっさっさ - 全然更新遅くないですよ! (2019年12月17日 18時) (レス) id: eb6c59978d (このIDを非表示/違反報告)
青い宇宙人(プロフ) - さっさっささん» ありがとうございますっ!(笑) 相変わらず更新ペース遅くてゴメンなさい! (2019年12月16日 21時) (レス) id: eb24f19649 (このIDを非表示/違反報告)
さっさっさ - あ、もう最高(笑) (2019年12月16日 18時) (レス) id: eb6c59978d (このIDを非表示/違反報告)
青い宇宙人(プロフ) - さっさっささん» ありがとうございます!お気に入りだなんて...!嬉しいです!更新頑張ります!! (2019年12月13日 5時) (レス) id: eb24f19649 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:青い宇宙人 | 作成日時:2019年12月10日 14時

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