Light and Dark -5- (ページ10)

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「ナギニ、夕食だ」

帝王はまるで恋人に囁くかのような優しい声音で言い、その合図と共に大蛇が鎌首をもたげ、首肩から磨き上げられたテーブルの上へ滑り降りた。

肉が潰れる様な音が部屋に響く。

周りをみると殆どの死喰い人が恍惚の笑みを浮かべその様子を眺めていた。

「そうだ。もう１つ言っておかなければならなかったな。...おいでA」

A。

その言葉に僕も、スネイプも眉間に皺を寄せる。

名前を呼ばれて、ディメンターの様な格好をした奴は、立ち上がり、帝王の近くにひざまづいた。

「今回、初めてお前達に紹介する。
...今までは影で色々やってもらっていたが、もう隠す必要もないだろう。A、仮面を取れ」

そう言われたディメンターは体をびくりと強張らせた。

そしてゆっくりと立ち上がり、仮面をとって僕たちの方に顔を向けた。

そこにいたのは。

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「...っ！？」

『...こうして素顔を見せるのは初めてですね。
A・ランスロットと申します。以後お見知り置きを』

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僕の友人であるAだった。

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