▼感情18 ページ19
gr「で…だ。何しに来たんだトントン」
tn「あぁ…グルさんに服のお礼をしに」
gr「構わん。俺もそろそろ言おうと思っていた頃だったしな、この前仕立て屋に話したら快く承諾してくれただけの話だ」
tn「…とにかく、ありがとうございました」
紅茶の入ったカップを机に置いたグルさんは、俺を見上げて、それからすぐに紅茶へと視線を落とした。
横にいるAも『ありがとうございました』と口を開けば、少し驚いた様にオスマンとグルッペンが顔を合わせた。
gr「案外うまくやってるな、流石トン氏」
そう一言言ってからAを見たグルさん。
今日何度目かの"流石"と言う言葉に、素直に喜んでいるのが事実。
どれもこれも、Aの吸収力が高いからなのである。先程グルッペンを捕まえたのもほんの冗談で言ったつもりが、Aはそれをやってのけた。
グルさんのあの顔、久々に見たわ。
あの時の彼の表情は驚き一つで、すぐに「どけ」と言っていたが無理に退かせようとしないあたり、彼なりの優しさなんだろう。
gr「服も似合ってるゾ」
『書記長とショッピ様が、選んでくださりました』
tn「あ、グルさん」
gr「トン氏、余計な事言うなよ？」
tn「…おん」
靴代の事は、言うな、と。
os「あ！Aちゃん、俺はオスマン。マンちゃって呼んでええよ？Aちゃんかわええし」
gr「なんだ急に」
os「自己紹介まだやったな、って」
「あぁ」と低く唸ったグルさんも、自己紹介はまだな筈。苦い顔をした彼は、オスマンに先を越されてしまった、と少し悔やんでいるのだろう。変なところで負けず嫌い。まあ、俺も負けず嫌いなんやけど。
gr「俺はグルッペンだ。まぁ、あれだ。なんかすごいのやってるから、はい」
tn「総統なんやでA」
『グルッペン…？』
gr「グルッペン」
ここへ来る道中、というかAがここに来てから俺はずっとグルッペンと言う男のことをグルさんと呼んでいる。だからAにとって、先にグルさんという印象がついてしまったんだろう。
不思議な顔をするAに、何故疑問符？と疑問符を浮かばせるグルさんに心の中で謝った。
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書記長カップル応援団隊長 - うふうふふふ((そのまま幸せになってしまえうふふ (2021年2月7日 7時) (
レス) id: c9022a3381 (このIDを非表示/違反報告)
モカブラウン(プロフ) - いえいえ！！こちらこそありがとうございます！コメントに返信が来るなんて...頑張ってください！私も自分の作品作り頑張りながらこの作品読みますねw続編おめでとうございます（？） (2021年1月3日 9時) (レス) id: e467f9631d (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - モカブラウンさん» ありがとうございます！夢主の一つ一つの発言や動作を考えるだけで楽しいし、可愛いなーと自分で書いてるくせに考えてます笑 なので本当にそう言って頂けると舞って喜びます！ありがとうございます、頑張ります！ (2021年1月3日 9時) (レス) id: c17c74b3a4 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - おぼろどうふさん» 反則ですよねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ！！（書いてる途中でも自分の口角だんだん上がってるのはここだけの話） (2021年1月3日 9時) (レス) id: c17c74b3a4 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - シャノ＠楓さん» ありがとうございます！！だんだんと緩くなっていく夢主の性格可愛いんですよ…めっちゃ好きだと言って頂けて本当に嬉しいです！頑張ります！ (2021年1月3日 9時) (レス) id: c17c74b3a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零
| 作成日時：2020年11月29日 9時
