▽二度目の総統 ページ15
___
______
__________
あの後、トントンさんと数時間話して__ほぼ業務の話__部屋に戻った。どうやらこの軍は夕食と朝食を共に取るらしく、先程食べてきた。
着いて早々、シャオロンさんが「Aやん!」とか言ってにこにこしてきたのでこれには私含めた皆さん驚いたご様子でまぁ…。
鬱先生曰く、私みたいな外から来た人間にシャオロンさんがあぁやって笑うのはちょっとだけ珍しいらしい。
それを聞いて嬉しかったりしたのも事実。
トントンさんに言われた通りの自分の部屋は、思っていた以上に広く、内装もとても綺麗だった。
一通りの就寝前の準備は済ませて、ベッドに入った…のだが。なんだこの布団。ふかふかすぎて寝れん。気を抜いたらこのまま布団に埋もれて死ぬのでは。
あ、そういう魂胆か???とかしょーもない事を考えても拉致があかない。
目を瞑ってゆったりと考え事を始めれば、すぐに睡魔が襲ってやってきた。
いつになってもこの感覚は慣れない。
.
gr「おはよう」
『…モーニングコールは頼んでませんけど』
gr「安心しろ。俺も頼まれた覚えはない」
『んじゃ来るな…』
布団から顔を覗かせて目を開ければデジャブかて。
もうお互い本音がだだ漏れなのはこの際無視を決め込むらしい。
目を開けて上体を起こし、暫くぼーっとした後にかかった声は紛れもない総統のものだった。いつからいたんだ、なんて聞くまでも無く、総統は当たり前の様にベッド脇に立っていた。
朝から面白い程に自分の心臓が飛び跳ねるのでちょっとばかしそれ止めてくれないだろうか。
「質問は受け付けるぞ」「一応」と口にした彼に言う事なんて何も無いが…
言うとするならば、
『どうやってこの部屋入ったんですか…』
gr「鍵はうちのが作ってるからな。合鍵なら何個でもある」
『噂に聞いた紳士且つ優秀で容姿端麗な総統は健在していない様で』
gr「たかが噂だろ」
ロボロ、という人が機械全般を扱っているらしかった。成る程。その人が総統に鍵を渡したと…。
一瞬殺意が湧いた気がしたけれど気のせいにしておいた方が良さそうだ。
.
1761人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しおりん(プロフ) - ふ〜ん!3コメ!続編おめでとうございます(о´∀`о)更新大変だと思います、頑張ってくださいね(*´▽`*) (2020年6月23日 23時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
さわー - ふーん、2コメ!続編おめでとーございますっ!更新楽しみにしてますっ!(ですが無理はせず!) (2020年5月26日 15時) (レス) id: 14d9286bf4 (このIDを非表示/違反報告)
ピーたー - ふーん、1コメ!続編おめでとーございます!更新待ってます! (2020年5月26日 12時) (レス) id: a37e444ba1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:零 | 作成日時:2020年5月24日 14時