▽ファンですとは。 ページ8
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手渡された色紙に書いた事も無いサインをしたのは一時間ちょっと前。そう、あれはサインと言っていいのかという程のもの。
サインなんてそもそも無いからぐるぐると描いておいた。何の変哲も無い、そのままの通りのぐるぐるを。
まじでぐるぐるしただけなんだけれど…。
syp「ありがとうございます！」
逆に申し訳なくなってきた。
このまま本業を忘れてしまいそうな勢いに頭を振って一旦冷静になったところで、ちょうど馬車が止まった。
『…ちょ、』
syp「着きましたね…。ようこそ、
"我々国"に。
客人として呼んだつもりなので、
気は楽にしていて良いですよ」
そういう問題じゃない、と突っ込む自分。
戻るか…？
だけれど依頼が待っている。
仕方なく馬車を降りた彼に続いて馬車から降りれば、
ちょうど門前にいた男と目が合う。その瞬間、其奴は此方に走ってやってきた。
そう高くない身長に何故だか顔隠す様に付けられた布。「本物や」と掠れた声。
『え』
⁇?「喋った！」
『あの…』
⁇?「お、推しに…に、認識されとる…」
『すみません、ショッ__))syp「呼びました？」はっや』
⁇?「なっ‼ショッピ君抜け駆けちゃうか！！？」
syp「偶々会っただけですけど」
ドタドタとショッピさんに近づいて行ったオレンジ色の服を着た茶髪寄りの黒髪。
よく通る声ははっきりと耳に残る程良い声だった。
…ていうかちょっと、待って。ほんとに。
今彼、推しって言った…？
誰が？自分が？推し？ん？
ちょっと理解が出来ないのでもう一度言って頂けるととっても嬉しいですね。
再び『すみません』と声を掛ければﾋﾟｼｯと固まった背の低い男の方。ショッピさんはちゃんと反応してくれてるみたいで、「案内しますね」と言って手を差し出された。
…うん、？
syp「迷子になっても困るので」
『子供でも無いですし女でも無いです』
⁇?「せやぞ、いくらショッピ君でも許されへん事やな。手握らんでええですよ」
syp「ならロボロさんも手握って貰えばええじゃないですか」
⁇?「おっ、俺はええわ！！！」
グッバイ鼓膜。
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野菜 - 文才ありｽﾞｷｨ!!!絵も凄いですねぇ… (2020年12月25日 22時) (
レス) id: 13d957e87a (このIDを非表示/違反報告)
世阿弥 - 更新頑張ってください！！応援してます。 (2020年12月22日 23時) (レス) id: 6e54989a60 (このIDを非表示/違反報告)
白玉色の赤えのぐ - あと更新がんばれください！！！！ (2020年11月11日 20時) (レス) id: 199b62a433 (このIDを非表示/違反報告)
白玉色の赤えのぐ - 貴方めっちゃ絵上手いですね！貴方めっちゃ絵上手いですね！貴方めっちゃ絵上手いですね！（大事な事なので三回言いました） (2020年11月11日 20時) (レス) id: 199b62a433 (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - 雫さんの文章表現力と画力が大好きです！すっごく、すっっっごく尊敬しています！陰ながらですが、これからもずっと応援しています！！あまり無理はなさらないように…！ (2020年11月8日 22時) (レス) id: 83f48e582b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零
| 作成日時：2020年5月23日 15時
