コナン君だけお引き取り下さい。II【沖矢昴】

28___絶叫 ページ8

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あの、ちょっと。
聞いて欲しいマジで。



『みんな、乗っておいで』



歩「Aお姉さんも行こうよ！」
元「行こうぜ！」
光「いきましょうよ！」



正直に言おう。私は絶叫系が乗れない。





なんだかんだ言ってあっという間にトロピカルランドに行く日になってしまった。絶叫系アトラクションに乗れない私としたら地獄なんだが。仕方ないよね。
因みに言っておくが乗り物酔いもするのでコーヒーカップの回るやつも乗れない。


遊園地来るなよ、って？


ごもっとも。




元「少しくらいなら大丈夫だろ！！」





「そーそー！」と騒ぐ少年探偵団のことを断れるはずも無く歩美ちゃんに手を引かれてその跡をついて行こうとすれば…


すぐ横にいた園子ちゃんが声を出す。






そう、
今日のトロピカルランドの代金は鈴木財閥が負担してくれるそうな…。すごい。流石鈴木財閥様。



園「ちょっとー、ガキんちょ達はガキんちょ達で遊んで来なさいよー！
Aさんにはちょっとやって欲しい事があるの」

蘭「まぁまぁ園子…」




なんだ？


私にやって欲しい事って。




疑問符を浮かべていれば園子ちゃんに腕をぐっと引かれて少し離れたところで止まった。向こうに声が丁度聞こえないくらいの場所に。
因みに蘭ちゃんも。




園「Aさん、
ガキんちょ達は私達が見てるので！」

蘭「！……そうですよ！見てますから！」

『成る程。じゃぁ帰っても大丈夫って事ですね』



「「違う！！」」




えぇ…？？


それだけ言って「お待たせー」と元の場所は戻れば「早く行こう」とまた子供達に腕を引っ張られた。
何がなんだかよく分からないがまぁいい。



…絶叫、がんばろ。





園「(何がなんでもくっつけるわよ蘭)」
蘭「(相変わらずだね園子…)」
園「(因みに次はあんたと新一君だから)」
蘭「(なんでよ！！)」









歩「Aお姉さん！！アレ乗ろ！！！」




ばっと歩美ちゃんが指さしたのはジェットコースター。最初からそういうのね、あーね。あーね…






『そうだね…』



がんばろ(白目)


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