コナン君だけお引き取り下さい。II【沖矢昴】

40___二度目 ページ27

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昨晩は昨日一旦家に帰った。泊まっても良かったんだけど、バイトがあったんだよ悲しい事に。だからお見舞い含めたった今病院に着いた。


「やったぁー！」
「マジかよ！」
「本当ですか！」


なんて声が真純ちゃんの病室から聞こえてきた。さては……。先を越されてしまった、なんて思いつつ嬉しいのもまた事実。



今度はちゃんとノックしてドアを開ければ、少年探偵団と蘭ちゃん、園子ちゃん、阿笠博士がいた。





世「Aさん！来てくれたのか！」





元気な真純ちゃんがぱぁっと顔を輝かせてくれた。それに安堵して笑えば「ありがとな」なんて笑い返された。

彼等と会うまでこんな経験無かったから一人で焦っていたのも本当の事だ。



相手は小学生と高校生だっていうのに、全部見透かされてるみたいだし。これは笑ってなきゃやってられん





『おはようみんな』



蘭「お仕事お疲れ様です」
園「お疲れ様です！」
『ありがとー』

阿「何か売店で買って来てこようか」
『いえいえ、お気になさらず。ありがとうございます』

灰「睡眠時間は取れたの？」
『いつもどおりっす』




と言いながら探偵団達が作った小さな模型を見る。よくできた精密な模型。


歩美ちゃんの頭を撫でたりしながら褒めれば嬉しそうな顔が見えて、それ越しにコナン君と目があった。




元「A姉ちゃん、見ろよコレ！コレ俺が作ったんだぜ！」
光「あぁ！元太くんばっかり！僕だって」
歩「歩美だって！」

『はぁい、みんな凄い(可愛い)ね』




そんな感じで返しながらやっと三人に解放された。取り敢えず椅子に座らせて貰って、私は真純ちゃん達と話した。

時間のこととか色々…。


なんか大変だな、ってのが分かりました。




園「そうだ！Aさん、またベルツリー行きません？」

灰「模型、まだ完成してないの。時間もあって写真が撮れなかったから」

『成る程…じゃぁ行こうかな！』




事件現場でもまた行くって結構な度胸だけど…まぁ良いだろう。うん。気晴らしに良い思い出でも作らないとね。


江「ねぇAさん」


服の裾を引っ張られ、そちらを向けば何か小さな機械を持ったコナン君がいた。


…動作があざとい。

服の裾て。


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