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11___子供の視線のその先は ページ25

『ふぁぁ…』



先から欠伸が止まらず、半分以上私は人の話を聞いていない。最後に何となく覚えているのは隠し場所をかえたんじゃないかー、とかなんとか。



江「…」



ふと、本越しに険しいコナン君と目が合った。ええ何々…もしかしてもう怪盗さん見つけたとか?
凄いなぁ(小並)
あぁそういえば…毛利探偵風邪大丈夫かな、
咳してないけど。どんだけ即効性の薬だよ



あ…




『沖矢さん』




黙々とページを捲っていく沖矢さんに声を掛ける。






沖「…?どうかしましたか?」

『いや、随分警戒心あるな…と思って』

沖「まぁ、もしかしたら
この中にキッドがいるかもしれませんしね」

『貴方も十分怪しいですけどね』







警戒心全開の沖矢さんに寒気を覚えたのは言うまでも無い。なんか人殺せるレベルだったあれは。
話してしまえば何時もの沖矢さんだったが、

そうか。
もしかしたら、この中にもうキッドがあるかも知れないのねぇ、



それでコナン君は周りを気にしてる訳か。





灰「あら、良い眺め」




ふとして哀ちゃんがそう言ったのは訳がある。
コナン君の視線の先には蘭ちゃんがいる訳だが、




『コナン君逮捕』

江「いや、違っ」

『犯罪者は皆そう言うんだよ』




ギリギリ下着が見えるか見えないかくらいだった。危ないよ蘭ちゃん…

高いところの本棚を取ろうとしてるなら言ってくれればいいのに。
まぁけど、キッドの見分け方としては身長くらいだろうな。私はキッドの身長知らんけど。





灰「あの人は違うんじゃない?」





そう言って哀ちゃんが見たのは沖矢さん。先からずっと此処にいた。
勿論それは私と哀ちゃんで証明可能である。




『最初から沖矢さんが変装してた、って線はどうよコナン君』

江「…うん
有り得なくはねぇな…」

『じゃもう沖矢さんでいいんじゃん?』



江「推理が雑だよAさん…」




もう帰って寝たいんだよ私は。
そんなコナン君余所目に、哀ちゃんが私に耳打ちする。





灰「眠いなら仮眠でもしたら?起こしてあげるから」

『いやいや…寝たらマジで起きないんだって私』

灰「だって貴女、足元ふらふらじゃない。
そんなんで怪我されても困るわ」




…哀ちゃん、好き。


.

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加奈 - 関係無いけど。 (2020年3月16日 14時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
加奈 - カッコイイな〜。モテるだろうな〜。 (2020年3月16日 14時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
加奈 - 探偵ってカッコいいからな〜。 (2020年3月16日 14時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年11月23日 20時

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