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本を探す、というより睡魔と戦う、という使命な気がしてきた。寝るな、絶対寝るな。けどな……哀ちゃんいるなら大丈夫かな

と気を緩めたら最後。
思い切り睡魔が襲ってきた時、





沖「起きて下さい!」

『はいっ、すんません!……』

灰「…ふふっ、」





大きな声で鼓膜が破れるかと思った、はっとして顔をあげれば笑いを堪えた二人が視界に入る。

「寝惚けてるの?」とお母さんの笑みに近い笑いで哀ちゃんに笑われる。そんな顔も可愛いんだけどさ。
問題は沖矢昴おまえだよ。
何びっくりさせてんですか…




沖「眠そうだったので」




だからって大声出さなくても…
まぁ、実際は耳元で
普段よりほんの少し声を上げて話されたから大声に聞こえただけだろうけど。いやだって、仮にもこんな静かな場所で大声出す程礼儀知らない人じゃ無いだろうし。






『だとしても…はぁ、良いです。
起こして頂きありがとうございますー』

沖「見つかりましたか?」

『全然。
そういう沖矢さんこそ、見つかりました?』




沖「いえ、」




だろうね。

手にあるの確実にミステリだもんね。全く探す気無いだろ沖矢さん。









.






それから暫くして、元の面子が揃った。



江「凄い人気だったよ」

灰「でしょうね、」

『私もやりに行ってみようかな』

灰「やめといた方がいいわ。」

『なんで?』





灰「センサーに引っかかって檻の中に入る事になるわよ」





哀ちゃんまで…
私はただ沖矢さんからの煽りを買っただけなんだけどな。まぁ哀ちゃんがそう言うならやらないけど。
私哀ちゃん信者だな、なんてぼんやり考えていれば



友「あら、お醤油の匂い…肉じゃがかしら?」



昴さんの袖を嗅いだ友寄さんがそう呟いた。



沖「えぇ、まぁ…」


醤油…?
頭に疑問符をつければ、横にいる哀ちゃんが
「その人、此処へ来る前に肉じゃが作ってたらしいから。袖口に零したんじゃない?」
と、興味なさそうに言った。
その人って…


哀ちゃんそんな距離取らなくても…
いやまぁ分かるけどね。私も距離置くけれども。






園「へぇ…!
昴さんって料理するんだ」

『野菜の大きさは改善しました?』

沖「あぁ、それならしっかり改善済みです。良ければまた、是非。」




あかん。
墓穴掘った。

.

11___子供の視線のその先は→←10___睡魔



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加奈 - 関係無いけど。 (2020年3月16日 14時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
加奈 - カッコイイな〜。モテるだろうな〜。 (2020年3月16日 14時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
加奈 - 探偵ってカッコいいからな〜。 (2020年3月16日 14時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年11月23日 20時

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