10___睡魔 ページ23
どうにも本は長く見れない。眠くなってしまう。哀ちゃんも沖矢さんもよく見れるよ……哀ちゃんの方はもう少し飽きてそうだけど。
沖矢さんの方はミステリばっか読んでる。探せ。
蘭ちゃんと園子ちゃんは、トイレに行く、と言って出て行ってしまった。
こんなことになるんなら、本当に本見に行くんだったな…怠いし。
『ふぁぁ…』
眠い。
昨日の睡眠時間は約二時間。
昨日は偶々夜勤バイトに当たってしまって…久々の夜更かしにもうそろそろ限界が来ている。身体の。
眠い。
灰「少し仮眠でも取ったら?」
『哀ちゃん優しい…
けど、怪盗の前で寝れないよ』
灰「怪盗?」
『そう。もしかしたら…沖矢さんが"怪盗キッド"の可能性もある訳だし』
「僕ですか」と少し驚いた様な声を上げて、今まで本と睨み合いをしていた沖矢さんが顔を上げた。
そういや、この三人って不思議な組み合わせだな。
『だって、どうせキッド様とやらは変装して来るだろうし』
哀ちゃんは本を捲りながら、そうね、と小さく笑った。可愛い。
マジで眠い、目蓋が下がってくるのを必死に堪えて睡魔と戦っている私の元へ沖矢さんが近づいて来た。
…かと思えば_____
私の頬を抓ってきた。
『へ、痛』
沖「あぁ、すみません。
もしかしたらAさんも変装では無いかと思いまして…
それに、
眠そうでしたので。目は覚めましたか?」
『覚めましたよ』と返事して抓られた頬を摩る。
ていうか…沖矢さんはどうなんだよ。
沖「僕はさっき、コナン君に確かめて貰ったので。
気になるなら後で本人に聞いてみて下さいね」
にっこり笑顔付きでこう言われた。疑われた事根に持ってんの?ねぇ…ふふふ、とか笑ってるけど凄い血相
序でに哀ちゃんが冷たい目で沖矢さんを見ている。
『理不尽』
沖「寝ないんですか?」
『寝ませんよ』
少なくとも、
沖矢さんの前ではね。
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加奈 - 関係無いけど。 (2020年3月16日 14時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
加奈 - カッコイイな〜。モテるだろうな〜。 (2020年3月16日 14時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
加奈 - 探偵ってカッコいいからな〜。 (2020年3月16日 14時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:零 | 作成日時:2019年11月23日 20時