守ってあげたい ページ29
「ふぅ…疲れたな。」
ずっと立っていたせいで足が疲れた
警備の時間が終わりひと段落ついた頃
腹が減って食堂に向かおうとしている途中
「ちょっ、離してっ！！」
体育館の方から声が聞こえた。
…なんだ？
なんだか男女の揉める声がする。
気になって近づくと
「っ…山田？」
彼女が他校の男子生徒に絡まれていた。
腕を掴まれてるせいか身動きが取れないでいる彼女は体育館の裏に連れて行かれそうになっている。
…ふざけんなよ…。
「ちょっと、その子返してくれない？」
怯えてる彼女を見過ごすことなんかできなくて
気がついた時には体が動いてた。
「誰だ？お前。」
「その腕、離してよ。
嫌がってるでしょ？」
「っお前には関係ねーだろ！
早くどっか行けよ！」
ふっ、しょうもねぇ。
「……ギャーギャーうるせーなぁ
まだ何の責任もとれねーガキが、
こんなとこで盛ってんじゃねーよ。」
1人じゃ何もできないくせにこんな馬鹿なことしてる
こいつらに呆れてそう言うと
「ふっ、ふざけんな！
もういい、行くぞっ」
走ってそいつらは逃げていった。
…ったく、逃げるんなら最初からすんなよ…
「…大丈夫か？」
隣の彼女が心配になり声をかけた瞬間
ドンッーー
「わっ、っぶねぇ…」
「怖かったです…」
彼女が勢いよく俺に抱きついてきた。
「ん…早く気づいてやれなくてごめん。」
彼女の身体は小さく震えている
きっと怖かったんだろう。
もう大丈夫
この子を守ってあげないと
俺の腕の中にいる彼女を見つめながら
そう思った。
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cherrys(プロフ) - ともさん» コメントありがとうございます(^^)最後まで2人を見守ってくださりありがとうございました！！ (2021年2月8日 13時) (
レス) id: 52f53e81b2 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 完結お疲れ様でした。教師と生徒…禁断の恋。お互いそれなりに我慢した甲斐があって？幸せになれた事が嬉しいですね。 (2021年2月8日 0時) (レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
cherrys(プロフ) - みかさん» みかさんコメントありがとうございます！！面白いと思って貰えるように頑張りますね(^^) (2021年1月30日 12時) (レス) id: ba9822c346 (このIDを非表示/違反報告)
みか - 続きが気になる小説です！ (2021年1月30日 9時) (レス) id: 53b101611a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cherrys | 作成日時：2021年1月17日 19時
