『悪魔の笑顔』 ページ25
__
一方その頃＿
偽物のお宝が置いてあった管理室で
クイーンと制服怪盗少女の戦いが繰り広げられていた
剣を華麗にかわしながら麻酔銃を打つが、剣でいい音で弾き返される
「＿＿ッチ！！」
「ほら！まだまだぁ！」
さすがに少女も少し疲れていた。
「最後の手段ね…」
少女はかわし続けながら汗を垂らし静かに呟いた
「もっとはっきり言わないとわかんないわよ！」
クイーンが剣を振りかざしたが、少女はなんと素手で止めた
少女は手から熱くドクドクと何かが流れているのを感じながら
それに応えるように赤く目を光り出した
少女は静かに笑って顔を思いっきり上げて静かな笑顔をさらに歪ませた
「輝く夜はこれからよッ！！」
クイーンは剣に力を入れながら背筋が冷えて行くのを感じた
まるで悪魔に囁かれてるような感覚がするような＿
自分の愛用の剣から垂れる赤い液を見て気を取り戻す
「＿＿ッ！！？
…こ、この、悪魔……！ってあれ！？」
クイーンは剣を抜こうとするが全く動かないことに気がつく。
少女は静かに笑い続けた。
「私とあなたの顔と意思以外は全て時が止まってるよ」
「そんな…！？そんなこと…！！」
少女は目を怪しく赤く光らせながら手を離すが、
相変わらずクイーンは動けないままだ。
「んまぁ、普通は難しいよね。これ使うの結構削られるんだよ？
何とは言わないんだけど。」
クイーンは少女を睨むが少女はそれを楽しむように顔を近づけた
「じゃあそろそろいくわ〜じゃね〜」
「えっ…ちょっ」
少女はクイーンの首元にスタンガンを下ろした。
クイーンの意思が沈んでいることを確認して時を進めると
少女は咳き込み、血の味がしてるのをしみじみと感じながら口元を拭き
悪魔のように顔を歪ませた
「…これ、借りるからね。」
ーーーーーーーーーーーー
「ジョーカー！」
「クイーンさん！」
「あっクイーン！あいつは！？」
ジョーカーたちが廊下を走っている途中でクイーンと鉢合わせた
ジョーカーは先に状況を聞くが、クイーンの左手が血で染みていることに
気がつく。
「おいっ！左手…！」
「あぁ、あのこと戦っている時に怪我しちゃって…」
「早く手当てした方が…！」
ハチは心配するが、クイーンはけろっとした顔で顔を横に振った
「大丈夫よ、さっき止血したから！
それよりも、あの子が来る前にお宝を…」
「あぁそうだな！」
ジョーカーたちは監視室に向けて走り出した。
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りーん - これ、魔法少女サイトっぽいですね！いいですね！ (7月16日 16時) (
レス) @page43 id: fed5e05357 (このIDを非表示/違反報告)
美咲 - めちゃくちゃ、面白いです！ (2022年5月30日 18時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
琴音 - めちゃくちゃキュンキュンしました！ありがとうございました🙇 (2022年5月30日 18時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
sky - 文字がとても読みにくいです (2022年5月20日 19時) (レス) @page2 id: eb628d450e (このIDを非表示/違反報告)
小白 - 久しぶりに見てみたら、投稿が再開されており、とても嬉しく思いました。これからも頑張ってください。 (2022年2月17日 17時) (レス) id: 0910ff3a54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涙 x他2人 | 作成日時：2018年4月9日 0時
