Smilest 7

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喋る間もなく帰った事を説明すると



やっぱりなと笑う二階堂さん





〃ごめんね、うちの姉ちゃんせっかちだからさ〃





たしかに、そんな気はしたけどね





私「ううん、お姉さん、綺麗な人だね。
私こそ二階堂さんの彼女かと思ったよ、笑」




〃はー？やめてよ、笑
…でね、姉ちゃんがうるさくて、
Aちゃんとこの喫茶店教えちゃったの。
行くと思うけど、適当にあしらっていいからね〃




私「ふふっ、うん、わかった。」





二階堂さんのお姉さんなのに適当にとかは



無理だけど、



またお姉さんに会えるなんて、なんか嬉しい。





あ、、、




私「あの…」




二階堂さんに聞いてみようかな




〃んー？なにー？〃





口走ったはいいけど、



すぐそこで花に水やりしてる太輔に聞かれたら困る。





私「……」



藤「ん？終わった？」





目が合って首を振ると、



不思議そうな顔して、どっかに消えてった





よし、今だ。





私「ちょっと聞いてもいい？」



〃だからなによ、笑〃



私「男の人はさ、...どうしたら好きって言いたくなるの？」



〃はーー？〃





電話の向こうで爆笑してるけど、



私は真剣





高校生の女の子達からのアドバイスを



二階堂さんに伝えると





〃Aちゃんは、そのまんまでいいと思うよ、笑〃





って、笑いながらだけどそう返された





私「ええー、、、でもさ、、まんねりになっちゃう」




〃あははっ、笑 Aちゃん達はならないよ〃




私「なんで？」




〃Aちゃんだから？〃




私「意味がわかんない！」




〃だからー、わかんなくていいよ、笑〃




私「もう……っ、えっ？…」





後ろから、スッと携帯を取られ




振り返ると、ニヤリ顔の太輔と目が合う





私「……」




…やばい、



どっから聞いてた？





藤「もしもし？…ははっ、…うん…うん、じゃ明日ね」





電話を切った太輔は、



ソファーに座ってる私の正面に回ってきて、



目の前にしゃがみこんだ





藤「Aがおかしかったのは、これか、笑」




私「……笑わないで。」




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