Smilest 7

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二「よっしゃ！あがり〜」



千「うわ〜、またかよ。笑」





なにしてるの？




お風呂から出ると、リビングから聞こえてくる
楽しそうな声





私「なにしてるの〜？」




私の声に振り向いた太輔においでおいでされ




藤「選手交代、笑」




近づくと、太輔が持ってるトランプを渡される。





私「あ、トランプだ！」



二「……弱そっ、笑」



私「……」



藤「たしかに」



私「はー？」





ボカボカッ！





藤「痛いって、笑
じゃ、がんばって。俺風呂行ってくるわ」



私「……え、これババ抜きだよね？」



藤「そう、知ってる？笑」



私「知ってるよ！てか、太輔ババ持ってんじゃん！」



藤「……言っちゃだめでしょ、笑」



私「あ……」





行ってくるねと私の頭をポンポンってして



お風呂に行った太輔を見送ると感じる視線





見ると、ニヤニヤと私を見る二階堂さんと千賀さん





私「……なに？」



二「これさ、負けたら罰ゲームだよ。笑」



私「え……配り直さない？」



二「配り直したって一緒だわ」



千「俺、Aちゃんには勝つ気しかしないんだけど、笑」



私「……絶対負けないし」






結局、あれよあれよとカードは減ってくものの、



私の手元からなくならないジョーカー





私「……ずるしてるでしょ」



二「してねーわ‪、笑」





あっさりと二階堂さんがあがり、



私と千賀さんの一騎打ち





千「Aちゃんさー、何座だったっけ？」



私「え、なんで？！？」





私の手元には2枚のカード



もちろん1枚は、ジョーカー。





何故か緊迫の場面で質問がとんでくる





二「俺と一緒だよね」



私「うん」





今それどころではないんだけど





千「あー、天秤座だっけ？」



私「違うよ、しし座。」



千「そっかそっか。で、ババはどっち？」



私「あ、こっち」



千「こっちね。笑
…よっしゃー！あがりー！」




私「はー？！？！？」




二「ぶははっ」





いえーいとか言ってハイタッチする仲良しふたり組





私「今のなし！もういっかい！だってズルだもん」



二「ズルじゃないよ。笑
負けは負けです〜、罰ゲーム何にしよっか？」






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