Smilest 7

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今日はがんばって言わせるんだよと



謎のエールをもらって帰ってきたけど





ガチャ！



私「ただいま〜」





連日、ライブの準備で忙しい太輔が



こんな時間にいる訳がない。



きっと今日だって私が寝てる時間に帰ってくるんだ





私のただいまは、いつも独り言…





藤「おかえり〜、笑」



私「……ん？」





声がした方をみるとリビングから顔を出して
笑ってる太輔がいた





私「太輔！」





ダダダッ！っと駆け寄って、



ぎゅっと抱きつく





藤「うぉ！危ないって、笑」



私「会いたかった〜！」



藤「え、いつも会ってんじゃん、笑」





お疲れ様って笑いながら抱きしめ返してくれ、



わたしもお疲れ様って更にぎゅってして、、





藤「あれ、どした？笑」





急にばっと離れた私を不思議そうな顔で見る太輔





だめだ。



こんな犬みたいにしっぽ振ってたら





……まんねりになっちゃう。





私「…手、洗ってくるね」



藤「うん」





ちょっと冷静にならないと、、、





藤「あ、Aも食べる？
パスタ作るんだけど」



私「え！？！」





洗面所に行きかけ、振り返ると



夜ご飯食べちゃった？って優しい顔で聞いてくる





…ぎゅん




なにその優しげな顔！





私「食べてない。作ってくれるの？」



藤「うん。
早く帰れた時くらいはね、笑」





ぎゅーーん！





私「太輔〜！だいす……はっ！」



藤「ん？笑」




私「…なんでもない。」





…だめ。



まんねり！







私「ん〜、おいしい！」



藤「そ？よかった、笑」



私「うん、太輔のパスタ最高！こんな美味しいキノコ
食べたことないよ。たっかいやつ？これたっかいキノコ？」



藤「普通のしめじ、笑」





褒めすぎって笑ってるけど、



なんでかな、太輔が作ってくれたってだけで



高級料理たべてる気分になっちゃうんだもん







藤「俺やっとくから、風呂はいっといで？」




って、片付けまでしてくれようとしてるけど




私「ううん、一緒にかたす」




片時も離れない。






だって私は今、チャンスを伺ってるのだ



太輔の口から好きって言わせる



チャンスを…





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